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第六回「わざとです」
ブルボン小林のE3末端レポート

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芥川賞作家にして「ゆるいゲームコラムニスト」でもあるブルボン小林氏が、ロサンゼルスからE3レポートを送信します。本当にE3いってるのかという、よそみぶり、脱線ぶりをお楽しみ下さい。でも、会場の模様もお伝えします。

 

ブルボン小林のE3末端レポート

第六回「わざとです」

 

 E3レポートと銘打っておきながら、肝心のE3会場に第六回までかかるとは自分でも思ってませんでした。いやはや。
 すでに前日に会場入りして雰囲気は分かっていたつもりですが、当日はさすがに大混雑。しかし、日本のおもちゃショーと、どこか雰囲気が違う。
 まずあれだ、あれがいない。愛知博のモリッキーとキクボンみたいな、いわゆる着ぐるみのマスコットキャラがいないのだ。
 あれがいないということはすなわち、ガキがいないということだ。E3はプレス(報道)と、業界の人間しか入れないのである。僕も、直前に週刊ファミ通でコラムの執筆をしていたので、それをみせてプレスカードを申請したのだった。
(注・モリッキーとキクボンの名前間違いはわざとです)

 

 着ぐるみはいないが、コスプレ女はいる。いわゆる、幕張メッセやビッグサイトの見本市会場でビラを配るコンパニオンと同じノリだ。
 前日、釣り鐘の設置に立ち会った『大玉』コーナーの前へ行く。向かう途中からすごい行列ができているのだが、これが皆『ゼルダ最新作』目当て!
 そういえば、昨日の準備中から、ゼルダのブースだけは分厚いカーテンで覆われていた。まだ公開前なんだからみせてもよさそうなのに、そこだけはシークレットの気配。しかし今「カーテンで覆われる」って簡単に書いたけど、すごいことだ。

 

 だって、E3会場の天井、ものすごく高いんだよ! 二階建ての家を建てて、まだ上に空間があるという感じ。天井の照明を調整するのにクレーン車みたいなのが必要なんだから。その高さで、横幅も広い巨大な布を四方から貼るって……。
『大玉』のスペースは、ちょうどゼルダ行列の途中にあって、だから釣り鐘も目立ってました。ゴーンと突いたらもっと目立って良かっただろうに、残念です。

 

行列は写真にとるが、自ら並んで最新のゼルダ映像を取材しよう、などとは全く思わない男、ブルボン

▲ 行列は写真にとるが、自ら並んで最新のゼルダ映像を取材しよう、などとは全く思わない男、ブルボン


 いやー、ガキがいないっていいなー。歩いても歩いても「大きいお友達」ばかりだ。でも男女比は、やはり9:1か8:2くらいか。前夜の任天堂のパーティでもたくさんの「ゲームデザイナー」に出会ったけど女性は一名。客もプレスも作り手も、男性の世界なんだな、と改めて実感(グラフィッカーなどは美大あがりの女性が多いのだそうですが)。

 

 一通りみて(←てきとー)、任天堂のおとなり、ソニーのブースへ。隣ってまた簡単に書いたけど、どっちもすごい広さ。こっちも派手なことやってます。

 

(写真)


 写真のPlaystation2って文字、印刷じゃないんですよ。超特大の横長モニターを移動してるんだけど、16:9どころじゃない、64:9くらいの、このワイドさ! この写真の左にまだまだ続いてます!
 そういえば、ロスの空港から市街に向かうあたりで大きな看板に「WELCOME CHANGE」の大文字が躍っていたのも印象的だった。ソニーの広告看板なんだけど、Eの字がひっくりかえって3になっている。ウェルカムの一言がこれほど効果的な設置場所もない。ソニーってそういう会社よね。
 ここでお目当ての『ワンダと巨像』を探すも、出展なしらしいと諦めてしまう。冷静に考えれば、米国では違う題名なのだから、『ワンダと巨像』の名前で探してもみつかるわけがないのだ。
 ここも一通りみて(←公平に)、テクモのブースへ。とおーくに、います。コスプレギャルが。

 

この写真の「主体」は、コスプレではなく、コスプレに群がる「大きいお友達」です。

▲ この写真の「主体」は、コスプレではなく、コスプレに群がる「大きいお友達」です。

 

 かすみちゃんブルーはどこだ。なんだ、かすみちゃんブルーがいないじゃないか。やっぱりアメリカのショーだと、コスプレもアメリカ人だよなあ。感心するようなガッカリなような。しかも日本の「エヘ」な感じではない。
「Here we go!」「Yeah!」みたいに、全員が全員スパイスガールズみたいな、威勢のいい声で会場を盛り上げるタイプ。
(注・なお、ブルーの間違いはわざとです)
 あ、余談だが任天堂ブースのコンパニオン、(もっと突いてと)仁王立ちしてた彼女もそうだけど、レベル高かったなあ。
 前日の昼、ラウンジで集合かけられていた彼女たちの写真を撮ったのだった。

 

(写真)


 説明をきいているこの後ろ姿で、レベルの高さをご想像下さい。
 テクモを出て、あとはもうぶらぶらと。どこもかしこも、ショーアップ精神に長けている。

 

 以下、写真とともにご覧下さい。

 

(写真)

 単にコスプレをみせるのではなく、玉座を用意して写真を撮らせる趣向(なんのゲームのブースかまったく不明)。

 

(写真)

 ある意味、今回のブースでもっともインパクトのあった「女性」。しかもクイーン。平面だが大きくて異様な迫力。「お弁当忘れたわよー」ってこんな風にこられたらイヤだな。

 

 

(写真)

『ナイトメア・ビフォークリスマス』のブース。まさに二階の屋根をも突き破りそうなでかさ。

 

(写真)

 EAは壁に歴代全ゲームのパッケージを展示。あの「ゾウ! ゾウ! ゾウ! レスキュー大作戦(現代はANIMAL RESQUE)」もありました(あのって挙げるタイトルがそれか)。

 

 

(写真)

(写真)

(写真)

(写真)

 新規参入の携帯ゲーム機「GIZMONDO」(写真四枚目)のブースは、全体が街になっていた。それぞれ異なるコスプレ女がいたけど、憂いある女性士官と戦車の姿にしみじみ感じ入る。

 

 ……一日かけても、まだ半分ほどしか回れません! 明日はすべてをみることができるのか。(次回につづく!)
(注・新作ゲームの紹介写真を一枚も撮っていないのはわざとです)

 

BGM:

B-DASH(トンガリキッズ)
Slash dot dash(FATBOY SLIM)

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