【ゲームプレイリポート】『ワンダと巨像』編
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魂を失った少女を蘇らせるために少年は戦う。SCEの話題作、『ワンダと巨像』。巨大なモンスターとの壮絶な戦いをリポートしていこう。
ゲームは少女が横たわる祠から始まった。かたわらには愛馬アグロがたたずむ。右スティックでカメラ視点を動かし、周囲を眺める。祠には石像が16体並んでいた。もしかしたら、巨像の数に関係するのかもしれない。祠の外に出ようとすると、アグロが後ろをついてきていることに気づく。どうやらワンダと離れないように、健気にあとを追ってくるようだ。△ボタンでアグロに向かってジャンプすると、背中に飛び乗り、騎乗することができた。騎乗中は、×ボタンを押すとアグロが前に進む。本物の乗馬では、足で馬を軽く蹴り、合図を送って馬を走らせる。×ボタンを押すとワンダがアグロに合図を送るので、本物の乗馬感覚でアグロを操れるのだ。しばしアグロと戯れたあと、さっそく祠の外に出て大地を駆け抜ける。アグロが大地を蹴るたびにワンダの体は上下に揺れ、風を切って疾走する感覚が伝わる。5分ほど大地を探索してみて感じたのは、古えの地の広大さ。どこまでも景色が続き、世界の広さを身に染みて理解できた。
目的の巨像を探すべく、行動を開始。巨像探索のヒントは、ワンダがかざす剣に反射する光。○ボタンを押すとワンダは剣をかざし、スティックを動かすと剣の向きが変えられるのだ。剣の向きを変えていくと、光の帯が現れ、一点を指すように光の帯が伸びる。光が指す場所に巨像がいる、そう確信して、アグロとともに一路、光の指す場所へ移動を始めた。しばらく進むと乗馬した状態では進めない、崖の切れ目のような場所に到着。アグロから降り、さきへ進むことを決意。崖を覆っているツタに向かってジャンプし、R1ボタンでしがみつく。そのとき、画面右下に円形のゲージが映し出された。赤い円は、ツタにしがみついているあいだ点滅し続けている。どうやら握力を現しているゲージのようだ。案の定、しばらくしがみついたままにしていると、赤い円が小さくなり、最後には消えてしまった。赤い円がなくなると、ワンダはツタから手を離して落下。しがみつき動作を行わない状態で放っておくと、赤い円は徐々に大きくなった。しがみつき中は握力を消耗し、握力を回復させるためには、何も掴まずに時間を経過させる必要があるということだろう。このルールを覚え、再度崖の上を目指すことに。ツタにしがみつき、R1ボタンを押したまま上へ移動。亀裂を飛び越えて、再びツタを上る。この動作をくり返し、無事に頂上へ到着。頂上の奥へ進んだとき、目の前に巨像が現れた……。
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▲画面右下に表示された各種ゲージ。左上が握力ゲージ。右上が装備中の武器。下に表示されているのがワンダの体力ゲージだ。 |
眼前に現れたのは、ミノタウルスのような姿の巨像。その歩みは大地を揺るがし、木々を振るわせる。登場シーンが終わると、画面上部に巨像の体力と思われるゲージが映し出された。巨像が遠く離れたとき、満を持して戦闘を開始! まずは、十字ボタンの左右で武器を弓に変更。遠くから弓を射ってみたが、巨像の体力はほとんど減らない。続いて、剣をかざして光を当ててみる。しかし、何の反応もないので、近づいて斬りかかることに。
近づくと、巨像は巨大な棍棒を振り上げた。攻撃をかわすべく、巨像の脇へと逃げる。危機一髪で棍棒の一撃をかわす。空を切った棍棒は大地を揺るがしたが、そのとき巨像に隙が生まれた。振り下ろした棍棒を持ち上げようとして、動きが止まっているのだ。この隙に巨像の背後にまわり、左足に向かってジャンプ。そのまましがみつき、虚像の足を剣で刺す。3撃ほど足を攻撃したときだろうか、巨像が左膝を大地につけ、ひざまずくような体勢となった。この瞬間を見逃さず、これまでしがみついていたふくらはぎから腿に向かってジャンプ! しがみつき、よじ上り、巨像の腰の部分まで移動する。巨像の腰には、ちょうどワンダが立てるほどの出っ張りがあった。ここで握力を回復させ、今度は背中にしがみつき、頭の部分を目指すことにした。
振りほどこうとする巨像。しがみつくワンダ。握力のことを考えて最短距離を進み、頭の上へ。やっとの想いで辿りついた巨像の頭は、なんと光輝いていた。ここが弱点だ! 刹那、そう判断し、剣を突き刺す。これまでほとんどダメージを与えられなかった巨像だが、頭を刺したときに体力ゲージがガクっと減った。続けざまに一撃、もう一撃と攻撃をくり返す。もがき暴れる巨像。5回ほど頭を刺したときだろうか、巨像が力を失って前のめりに倒れこんだ。
勝利後、巨像の体は黒い霧のようになって消え、最後に光が天に向かって飛び立っていった……。その後、ワンダにあることが起こるのだが、プレイヤーが自身の目で確認してほしいので、ここでの解説は伏せる。ここでゲームは終了。15分ほどのプレイ時間だったが、終わったあとも興奮が収まらない。巨像を倒したとき、周りから拍手と歓声が鳴り響いていた。見物していた人たちをも魅了する戦い。圧倒的な存在に勝利する快感。知恵を振り絞って、弱点の部位まで辿りつく道を探す楽しさ。"戦闘自体を楽しむ"、とてもシンプルなことだが、これまでにそれを純粋に感じさせてくれるゲームは、希少だったかもしれない。日本でプレイできる日が早く訪れることを祈りつつ、『ワンダと巨像』に触れた人全員が、僕と同じような気持ちになることを期待したい。
(時計じかけ豊田)
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