[an error occurred while processing this directive]
|
第三回「もっと突いてと仁王立ち」の巻
|
|||||||||||||||||||||||||
芥川賞作家にして「ゆるいゲームコラムニスト」でもあるブルボン小林氏が、ロサンゼルスからE3レポートを送信します。本当にE3いってるのかという、よそみぶり、脱線ぶりをお楽しみ下さい。でも、会場の模様もお伝えします。 |
ブルボン小林のE3末端レポート
第三回「もっと突いてと仁王立ち」の巻
オノボリサーン!
オノボリサーーン!
ハーーーーーーーイ!!!(と、遠くから駆けてくるブルボン)。
ハァハァ、今さっきホテルのバーから戻ってきたところです。映画「『ロスト・イン・トランスレーション』のスカーレット・ヨハンソン抜き」といった感じで一人コロナを呑んでいたら、隣のスカーレット・ヨハンソンじゃない、ただの現地の男性に奢られそうになったけど、なんで?
ゲイと間違われた?
さて、この連載もモタモタと入国当日のこと話しているうちにもう18日も終わるよ……。
任天堂の発表会は朝だった。会場にはパンまで用意されている。我ら腹ぺこ三銃士(えべ太郎さん、ふじのっち、ブルボン)は、がっついた。
がっつきながら周囲を見れば腹ぺこ三銃士だらけ。
|
大勢が開場を待つ中、ピクトチャットを立ち上げるといるわいるわ。でも皆興奮しててyeah!とかHI!しかいえてません。
そして発表会はすごかった(ここのところ詳しくは、えべ太郎さんの連載第二回でお楽しみ下さい)。社長のスピーチ流暢! と感心していたら、後ろにカンペあったのね。でも、余裕ある、場慣れしたムードでした。
|
▲ 後半なんだかブッソウな言葉が飛び交ってました。 |
|
▲ 前を撮れ、ブルボン……。 |
とにかく、いろいろすごい(って、ちゃんとみたのかブルボン)発表が飛び出して会場は大盛り上がり。あちこちで歯笛がピューピューいってる。これってファン向けのイベントじゃなくて、プレス向けなのに。任天堂の発表会はプレスも熱いのだそうだ。
午後、二人と別れ、開催前日のE3会場にヒロミと潜り込む。
会場、広い広いと聞いていたがこれほどとは! 幕張メッセクラスのホールが三個くらいあって、上下階になっていたりする(らしい)!
|
▲ 広すぎるので自転車で移動する姿も。僕もキックボードとかほしくなった。 |
二人でゲームキューブの新作「大玉」を観にいく。展示用に作った本物の釣り鐘が、いよいよ設置されるというのだ。700キロ超の釣り鐘の箱にはJALのシールが! なんと空輸したのか。「釣り鐘界のルイ・ヴィトン」と呼ばれる業者に注文した特別製だそう。
鐘にも板にも武士道ならぬ「任天道」と掘られている。これ、アメリカ人に分かるのだろうか、むしろ大受けだろうか。
|
▲ 「大玉」に仁王立ちのおねーさん。当日「教える」役らしい。任天堂ブースの女性レベル激高!(そんなとこばっか)。 |
釣り鐘の設置を見届けるつもりだったが、フォークリフトなど、手続きがままならないようだ。二時からは別の場所でコナミの発表会がある(E3開催前日までに大手メーカーが発表会を催すのは恒例のことらしい)。
残念。立ち去ろうとしたところをヒロミが呼び止める。
「新作ソフトはこれから先、いくらでもみられるけど、釣り鐘が吊されるのは今日だけですよ」
またしても魅惑的な言葉を……。ついふらふらと、そうですねなどといってしまう。すっかりヒロミのペースである。
てきぱきと組み立てられた鉄の台に、フォークリフトがやってきて、鐘を載せる。
我々は重たい鐘突棒を両腕で抱えて、鐘をついた。振り子のように反動をきかせて。
広い会場に鳴り響く、荘厳なる諸行無常の音……。本物だ、本物の鐘だ! 僕はヒロミに感謝した。ありがとうヒロミ。横をみるとヒロミは笑いながら
「ブルボンさん、もっと真ん中を突いて!」
……なんだかエッチな響きでいうのだった(←漫☆画太郎の読み過ぎ)。
(この荘厳な鐘がなんと、指とか怪我する人がいたら、というPL法的配慮で、当日は鐘突きできないことになったんだなあ。ものすごく残念。でも、つけたからいいや)
つづく
|
▲ 「任」の字も鈍く輝く、本物だけの味わい。鐘といえばイボイボ、という方もご安心ください。かなりイボイボしてます(なにいってるんだろう)。 |
BGM:風をあつめて(はっぴいえんど)
|
|||||||||