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E3開幕！　ニンテンドー・ディーエス体験リポート!!

2004/5/13

●ニンテンドー・ディーエス体験リポート！

　現地時間5月12日、世界最大のゲーム展示会"E3"(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)が開幕！　ファミ通.comでは、このE3を総力リポート！　早速、会場内の様子をリポートしよう。

▲E3開幕と同時に、任天堂ブースはご覧の混雑ぶり。毎年、任天堂ブースはいちばんの人だかりになるが、今年はニンテンドー・ディーエスがあるだけに、例年以上の注目度になっている。

　まずは任天堂ブースの速報から。任天堂ブースの最大の目玉は、昨日の記者発表会で詳細が発表されたニンテンドー・ディーエス(仮称)。任天堂ブースでは、同ハードを実際に体験することが可能。しかし、大混雑を避けるため、ニンテンドー・ディーエスはブース内の特設コーナーに展示されていた。記者はE3開幕の午前10時とほぼ同時に会場に入ったのだが、すでに特設コーナーには長蛇、長蛇、長蛇の列が！　それから約1時間並び、待望のニンテンドー・ディーエスコーナーに入ることができたのだ。

▲本体のスクリーンと、写真上部に映っているのが、ニンテンドー・ディーエスのロゴ。本体名称には"仮称"がついたままだが、ニンテンドー・ディーエスが商品名になりそうだ。

　特設コーナー内では、まず、ニンテンドー・ディーエスのプロモーションビデオを上映しながら同ハードの特徴を説明。あの"マリオ"の本物の声優さんが登場して、あの声で特徴を解説してくれた。そしていよいよ体験コーナーへ！　まず目に入るのが、ショーケースに展示されている、ニンテンドー・ディーエス本体。昨日の発表会では、シルバーとブラックを基調とした本体が公開されたが、さらにここでは、シルバーとオレンジを基調とした本体も出展！　ゲームボーイアドバンスなどと同様に、このニンテンドー・ディーエスでもさまざまなカラーバリエーションが楽しめそうだ。本体の気になる大きさは、横幅がゲームボーイアドバンスより若干広く、奥行きもゲームボーイアドバンスSPより若干長めといったところだった。

▲ショーケースには、本体や記録メディアを展示。左奥には、昨日は公開されなかったシルバーとオレンジカラーの本体も見える。

▲ニンテンドー・ディーエスの記録メディア(写真下のふたつ)。写真上部にあるのはゲームボーイアドバンス用カートリッジ。比較してみると、ニンテンドー・ディーエス用メディアの小ささがわかるだろう。

　記者がここでプレイできたのは、ナムコの『Pac-Pix』と任天堂の『ポケモン』のスクラッチソフト。ナムコの『Pac-Pix』は、下段スクリーンにつぎつぎと現れるモンスターを、パックマンが食べて倒していくゲーム。そしてこのゲームの最大の特徴は、なんとパックマンをプレイヤー自身が描いて出現させること！　専用のペン型入力機器を用いてパックマンを描くと、そのパックマンが形になり、横方向に自動的に移動して敵を食べていくのだ。ちなみにパックマンは、一筆書きの要領で線をきちんとつなげて描くと画面上で動き出す。しかし形がへんだったり、線がつながっていないと、パックマンは出現しないのだ。なお上段スクリーンでは、残り時間やスコアなどを表示。下段スクリーンをフルに使ってゲームができるというわけだ。

▲専用のペンを使って、パックマンを描く！　パックマンを描くと自動的に横方向に移動して、敵を食べるというわけ。敵はつぎつぎと出現するので、何匹ものパックマンを描くのだ。

▲上段スクリーンはスコア表示などに使用。下段スクリーンにプレイヤーが描いたパックマンが表示されているのがわかるだろう。

　記者がプレイしたもう1タイトルは、参考出展されていた『ポケモン』のスクラッチソフト。下段スクリーンに4つの銀色の円が表示されていて、ペン型入力機器を使って"銀はがし"の要領で円をこするとポケモンが出現する。内容的にはこれだけだったのだが、ここで驚いたのが、下段スクリーンのしっかりとした作り。強い力でモニターをこすってみても画面内の表示がまったくぶれず、もちろん傷などもつかない。下段スクリーンは専用のシートで保護されているとのことで、非常にしっかりとした作りになっていたのだ。
　

　このほか特設コーナーでは、『Metroid Prime:Hunters』や『PictoChat』、『Super Mario 64×4』など、昨日明らかにされた多くのタイトルがプレイ可能な状態。ただし、入場、時間制限が厳しく、記者は残念ながら上記の2タイトルしかプレイできなかった。しかし『Super Mario 64×4』の画像などは非常に綺麗で、また3D表示もなんなくこなしていた。その描画性能などはかなりのもので、ニンテンドウ64を上回っていることは間違いなさそう。当然、ニンテンドー・ディーエスコーナーは大盛況で、誰もが熱心にゲームをプレイしている姿が印象的だったぞ。