立命館大学で講演会"ファミコンとは何だったのか"開催
●"ファミコン"が学問に変わった!
12月18日に京都府の立命館大学で講演会"ファミコンとは何だったのか―デジタルな表象文化の成立"が開催されたぞ。この講演会は、任天堂の開発第二部部長の上村雅之氏と立命館大学の細井浩一教授(政策科学部)による対談形式で実施されたもの。
講演会では、2003年に誕生20周年を迎えるファミコンが大衆的なコンピュータ・デバイスとしてはたした歴史的な位置づけを解説。さらに"デジタルな表象文化"をキーワードに、同ハード発売以降に大衆文化がどう変わっていったのかなどを上村、細井両氏がディスカッションしたのだ。両氏はすぐに結論が出るものではないが、来年以降、このテーマを研究していきたいと語ったぞ。
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▲ファミコンやスーパーファミコンを手がけた任天堂の上村雅之開発第二部部長と細川浩一立命館大学教授によるファミコンのディスカッションが行われたのだ。 |
▲会場となった立命館大学思創館には、たくさんの学生が訪れ、新しい学問に対する関心を高めていたぞ。 |
「ファミコンはさまざまな偶然の出会いと任天堂の技術がうまくかみ合ってできたもの。私はファミコン制作に関わってきたので、技術的なこと、マーケティング的なことは語ることができます。ですが、なぜここまで爆発的に世界的にファミコンが売れたのかについては、会社の中でもさまざまな諸説があります。こういったことを私の開発秘話を聞いていただいてみなさんといっしょに考えていきたいと思います」(上村)
「テレビゲームの現在の研究。新しい表象表現としてのゲーム。これらのことなどを考えたときにファミコンははずせない研究対象です。とくに、現在消費と生産の中心世代である30代の人たちのほとんどがファミコン世代。ファミコンを中心に自然科学的な観点、表象文化の観点から研究していきたいと思います」(細川)
なお、任天堂の上村氏は来年度から開設される立命館大学大学院先端総合研究所の表象分野専任教授に就任する予定。同大学院で来年度から研究を行うとのことだ。
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