『Hellgate: London』の生みの親、ビル・ローバー氏インタビュー
●本作の魅力はマップのランダム要素にアリ!
『Hellgate: London』といえばPCゲームファンにとっては期待の1作。それもそのはず製作をしているのは全世界で600万本を売り上げた大ヒットアクションRPG『Diablo』シリーズの生みの親ビル・ローパー氏擁するFlagship Studios。今回プレスカンファレンスのために来日したのでインタビューを敢行したぞ。『Hellgate: London』のいまを聞いてきた!
▲インタビュー中は実に楽しそうに語ってくれた。 |
−−Blizzard Entertainmentを辞められて、新会社Flagship Studiosを設立して何年になりますか?
ローパー 3年3ヵ月です。『Hellgate: London』(以下、HGL)を制作するためにFlagship Studiosを設立して、最初の1年でスタッフを集め、HLGを開発して、現在に至るといったところです。
−−なぜ新会社を設立しようとされたのですか?
ローパー Blizzard Entertainmentでもいろいろとやらせてもらえましたが、私たちはHGLのようなタイトルを作りたいと考えて同社を辞めました。Blizzard Entertainmentは大きな組織ですから、自分でやろうと思ったことができないこともあったし、あえてしなかったこともあった。そこで、小規模ながら自分のやりたいことをできる会社を作って、Blizzard Entertainmentではやらなかったことを実現したのです。
−−大変な3年でしたか? 楽しい3年でしたか?
ローパー 楽しい3年でしたし、またとても大変な3年でもありました(笑)。すべていちから始めることになりましたので。しかし新しいことを始めて進めていくうちに、3年という時間はあっという間に感じました。
−−HGLはFPSとRPGの融合作品として紹介されることが多いのですが、実際どちらの比重が大きいのでしょうか?
ローパー HGLにはアクション、FPSなどといったさまざまな要素がありますが、なかでも押したいのがRPGの要素ですね。RPGの要素としてキャラクターのレベルやクエスト、ストーリーラインといったものがありますが、それらにこだわらずにバラエティーに富んだゲームにしたいと思います。とくにストーリーは自由度を高めたゲームを目指していますよ。
−−具体的にはどのようなことでしょうか?
ローパー 東京ゲームショウで公開したバージョンのHGLは、E3バージョンよりもクエストやストーリーラインを発展させています。クエストを達成してエリアから帰ってくる、その達成感をプレイヤーに味わってもらおうと考えています。プレイヤーはクエストをこなすことによって、ストーリーも進めることができます。また、訪れることができる場所も変化します。重要なのは大英博物館のような特定の場所へ行くまでの道のりにランダム要素があり、そして大英博物館の内部にもランダムの要素があることです(ノートにイラストを書きながら説明)。エリアの入り口から大英博物館までのマップは訪れるたびに地形が変化しますし、そこに出現するモンスターやドロップするアイテムも変化します。ただし大英博物館がゴールであることは変わりません。大体ひとつのエリアで15〜20分かかることを想定しています。エリアのなかでも新しいクエストを得ることがあり、全体的にクエストの集合体とも言えますね。ひとつの大きなストーリーの流れがそれらを抱合しています。また、このマップではランダムでクエストが発生する場合もあります。たとえば迷子のテンプラー(職業のひとつ)に出会うといったものですね。
−−何度行ってもエリアのマップは変化するわけですね。
ローパー 先ほど説明したように大英博物館までのエリアのマップはランダムで生成されます(さらにノートに博物館の平面図を描き、1〜6までの番号を書いた)。しかし大英博物館の内部のマップ自体は変わりません。その代わりにボスも含めてモンスターの出現位置が変化します。たとえば地獄の門に通じるヘルリフトが、館内の6ヵ所のどこかに作られるとします。最初は4の場所かもしれませんし、次に訪れた場合は6の場所にあるかもしれません。プレイヤーは大英博物館を訪れるたびに、探さなくてはなりませんね。これはシングルプレイでもマルチプレイでも同じで、いろいろな楽しみがあるわけです。
▲ランダムマップシステムを図に描いて説明。 |
−−マルチプレイについて教えてください。
ローバー プレイヤーは"アンダーグラウンドギルド"で仲間を集めて、最大8人のチームでミッションやクエストに挑戦することができます。HGLのすばらしいところは、8人のプレイヤーがミッションやクエストの途中で5人に減ったとしても、それに合わせてゲームの難易度や手に入るアイテムの数もフレキシブルに変化することです。もちろんまた8人になれば、元の難易度に戻るわけです。マルチプレイで仲間を集めるにはいろいろな方法があります。フレンド登録した相手を選ぶこともできます。そのほかにはギルドの掲示板に条件をつけて仲間を募集したり、自分の条件にあったチームに参加することができるわけですね。今はフレンドリストを現状よりも強化したいと思います。
−−最後にメッセージをお願いします。
ローパー 今回東京ゲームショウに出展したことは、大変エキサイティングなことです。日本のゲーム市場は世界的に重要な場所でありますから。会場では多くの方にHGLをプレイしていただきましたが、多くの意見をいただければより日本のユーザーにあったゲームが作れるでしょう。
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▲ロンドンに突如開いたHellgate(地獄の門)からやってきたモンスターを倒すべくプレイヤーは戦う。驚異のグラフィックと洗練されたゲームシステムは天下一品! |
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