『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』 製品版体験インプレッション!!

10月27日、幸運にも都内某所で『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』を体験する機会を得られた、週刊ファミ通『ゼルダ』攻略班。そこで、ここでは製品版『ゼルダの伝説』の魅力などを、インプレッション形式にしてお届け!
世界観、アクション、そして影の領域'トワイライト'という、本作の根幹とも言える要素に絞って、その魅力をお伝えしていく。なお、今回のインプレッションをさらに掘り下げたものを、週刊ファミ通11月24日号(11月10日発売)で掲載しているので、ぜひ読んでいただきたい。ちなみに、11月から全国3ヵ所で開催される、Nintendo World 2006 Wii体験会でも『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』はプレイ可能!
こちらは9月14日に開催されたWiiプレビューでプレイできた体験版と同じ内容になっている。なので、このインプレッションの内容からより詳しい情報を読み取り、発売されるまでのあいだ、期待に胸を膨らませてほしい。
『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』とは?
本作は、12月2日に任天堂から発売される最新ゲーム機'Wii(ウィー)'の第1弾ソフト。20年前の1986年2月21日、ファミリーコンピューターディスクシステム第1弾として発売されたアクションゲーム、『ゼルダの伝説』のシリーズ最新作だ。広大なフィールドを舞台、アクションや頭脳を駆使してさまざまな謎を解き明かしていくゲームシステムは健在。本作では、Wiiリモコンとヌンチャクを使って、主人公リンクを操作する。そのため、従来のコントローラーよりキャラクターとの一体感が格段にアップしているのだ! リモコンを振って魔物を剣で攻撃したり、画面にリモコンを向け、ポイントを指定してボタンを離すことで弓矢を放つなど、より直感的な操作が可能。また、釣りなどのミニゲームでは、実際の釣りと同じ要領で行えたりと、より臨場感溢れるプレイが楽しめるようになっている。
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▲おなじみの緑の服に身を包み、森の神殿を探索するリンク。パチンコで狙っているのは蜘蛛のような魔物。木の檻にはサルが閉じ込められている。何とかして助け出したいが……。 |
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▲リンクが住むトアル村にある泉での1シーン。幼なじみの女の子イリアと、村に住む子どものひとりコリンが、馬のエポナとともに佇んでいる。何かあったのだろうか? |
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▲狼になったリンクにまたがるミドナ。影の領域'トワイライト'では、ミドナと協力しながら謎を解き明かしたり、魔物たちと戦っていくことになるぞ。 |
新たなるハイラル王国での冒険には、いつも以上の'ゼルダらしさ'がある
Text by 世界三大三代川
『ゼルダ』シリーズの特徴を現す言葉に、'ゼルダらしさ'というものがある。これは、ファンにはおなじみの言葉であり、ゲームをプレイしている最中にふと感じるものなのだが、それは謎解きの瞬間に感じる人もいれば、特徴的なセリフの中に見出す人もいる。中には、ただフィールドに立つだけで感じる人もいるだろう。この'ゼルダらしさ'は、開発スタッフのあいだにも明確な文書のような形として存在していないらしい。誰にも説明はできないが、プレイした人たち全員が感じる、『ゼルダ』の大きな魅力のひとつだ。
『トワイライトプリンセス』は、ニンテンドウ64で発売された『時のオカリナ』の百年後くらいの物語。舞台はもちろんハイラル王国だ。物語は、主人公であるリンクの住む'トアル村'から始まる。森に囲まれたこの村は、どこか『時のオカリナ』のスタート地点であるコキリの森を思い出させる。リンクの家が、ハシゴを上った樹の上にあるのも同じだ。今回のリンクは、最初から青年の姿。その精悍な顔つきは、シリーズ中もっとも整った顔だちながら、少しあどけない表情も見せてくれる。これはリンクだけでなく、ほかのキャラクターにも言えることだが、会話中には笑ったり、悲しそうな顔をしたりと、キャラクターの表情は、非常に豊かに変化する。『風のタクト』のようなコミカルな表現とは違うが、自然と感情移入してしまう。また、女王となったゼルダと出会うハイラル城での対面シーンでは、ゼルダの凛々しい姿の中にも悲しい表情が浮かんでいるように見える。この細かい感情表現は、よりストーリーを盛り上げてくれるはず。なぜゼルダが悲しい表情を浮かべるかは、自分の目で確かめてほしい。
今作の舞台はハイラル王国だが、そのハイラルの中に2種類の世界が存在する。ひとつは、通常の世界、もうひとつは'トワイライト'と呼ばれる影の世界だ。この世界では、リンクの姿が狼になってしまったりと、ゲーム性も大きく変化するのだが、詳しい話は、マグナマ吟のインプレッションを読んでほしい。この世界はトワイライト(黄昏)の名にふさわしく、どの場所も暗く、物悲しい。一見すると、夕闇のきれいな空に見えるのだが、夕闇にしては影の部分が多く、あちこちに黒くうごめく敵の姿が存在するのだ。すなわちトワイライトが、今作での敵の存在につながっていく。敵は、人型のほか、鳥形などさまざまなものがいるが、それらには不気味に赤く光る紋様が入っており、見ているだけで得体の知れない恐怖を喚起させる。この敵が徘徊するトワイライトは、前述のとおりハイラルの一部。暗い世界での緊迫した戦闘を経て、美しいハイラルを取り戻すことこそ、当面の目的となる。
ひさびさの登場となる『ゼルダ』シリーズの最新作に期待を抱いている人は多いはず。中には、期待とともに不安を抱いている人もいるかもしれない。でも、大丈夫。本作には、過去のシリーズ作品を踏襲した要素がたくさん入っている。ゼルダの登場シーンでは'ゼルダのテーマ'が流れ、リンクが草笛を吹けば、'エポナのテーマ'とともに愛馬のエポナがやってくる。この要素だけでも、ファンならばどんどんと期待が高まるかもしれない。だが、これらの例などほんのひとかけらでしかないほどに、この作品には'ゼルダらしさ'が溢れている。序盤だけで、ここでは語りきれないほどの'ゼルダらしさ'に巡り会えた。たとえ、いままでに『ゼルダ』シリーズを遊んだことがない人でも、すぐにこの魅力の虜になるだろう。
ちなみに、僕がもっとも感じた'ゼルダらしさ'は、謎を解いたときのおなじみの音を聞いたとき。この音を聴いて、笑顔にならない、ワクワクしないファンはいないはず。そう言う僕は、もちろん笑みを抑え切れませんでした。
従来の操作とWii独自の操作が融合、これが新しい『ゼルダ』アクションだ!
Text by デイリー松尾
足が速い!! リンクを初めて操作したときの感想です。過去の『ゼルダ』シリーズよりも、明らかにリンクの脚力がアップしてるんです。「きっと本作の世界がとんでもなく広大で、それに合わせて移動スピードも上げたのかな?」なんて勝手に想像しながら、リンクをグリグリと動かしてみます。
さて、ヌンチャクとWiiリモコンでの操作に変化した新生『ゼルダ』なわけですが、操作性に関してはすこぶる良好のひと言。左手のヌンチャクについているコントロールスティックでリンクの移動、Zボタンで'Z注目'を行い、右手のWiiリモコンで敵を攻撃したり、十字ボタンとBボタンでアイテムを使用します。剣での攻撃はボタン操作ではなく、Wiiリモコンを振ることで出す仕組みになっているのが特徴。リモコンを軽くサッサッと振れば、リンクが「えい! やぁ!!」と軽快に攻撃をくり出します。ここで気になるのが、'リモコンをどの程度振れば攻撃を出してくれるのか?'という部分ですが、大きな動作はまったく必要ありません。リモコンを大きく振るのではなく、クイックに振るのがポイントです。手首の先だけでチョイチョイッとリモコンを振るだけでちゃんと認識してくれました。また、どの方向にリモコンを振っても、きちんと通常攻撃のコンボが出てくれます。特殊な攻撃は、コントロールスティックとの組み合わせで出す仕組み。たとえば'突き'を出したい場合、'スティックを敵方向に入れながらリモコンを振る'といった感じの操作になります。そして、攻撃と言えば忘れちゃならないのが、シリーズ伝統の'回転斬り'。本作の回転斬りは、ヌンチャクを左右に軽く振ることで発動します。その際、ボタン操作は一切必要ありません。右手を動かして通常攻撃を行いつつ、途中で左手を軽く振って回転斬りへとつなぐ、といった操作がスムーズに行えるので、コマンド入力が苦手な人でも簡単にカッコイイ技を決めることができます。
そのほかの操作に関しても少し触れておきましょう。ステップや前転、ジャンプ斬りはボタン操作だけで行い、パチンコやブーメランではポインターを使います。ボタンを押しながらリモコンを画面に向け、狙いたい場所にポインターを合わせたらボタンを離して発射、という直感的な操作なので、すぐ慣れそうですね。「早くリンクを動かしたい!!」と心待ちにしている皆さん、いまからイメージトレーニングを始めておくのをオススメしますよ。
ダンジョンをクリアーしたときの達成感は健在!
影の領域'トワイライト'、そして'ミドナ'とは!?
Text by マグナマ吟
数々の仕掛けを解きながらダンジョンを進み、ボス部屋で待ち受けるボスを倒す。まず、『ゼルダ』シリーズの魅力のひとつであるダンジョンはどのようにパワーアップしたのだろうか? 取材時間の都合上、最初のダンジョンである'森の神殿'までしかプレイできなかったが、謎を解いてボスを倒したときの達成感はやはり格別。アイテムの入手で成長していくリンクと、ゲーム中で得た知識と経験で成長していくプレイヤー。このふたつがかみ合ったときの快感は、さすが『ゼルダ』といったところだ。
そして、物語のカギとなるトワイライトについて。トワイライトとは、突如出現した影の領域。日々膨張し続けて、ハイラルを侵食している謎の存在だ。ハイラルとトワイライトのあいだは'黒い壁'で隔たれていて、壁に近寄るとヌッと腕のようなものが出現。「あっ!」と思った瞬間に壁の向こうへと連れ去られてしまう――。
今作はハイラルとトワイライト、両方の世界を行き来することでストーリーが進行する。最初、トワイライトはイベントで入ることになるが、立ち入ってはいけない場所への不安感と、不意に踏み込んでしまったときの焦燥感が湧き上がる。ここでリンクは魔物につかまってしまうが、リンクの右手(!!)にハイラル王国の象徴'トライフォース'の紋章が出現し、そこから発せられた光に魔物がひるむシーンも。やはりリンクは、何か特別な力を持つ存在なのだろうか? そう感じさせるシーンである。トワイライトに入ると、リンクが狼の姿に変身! 前情報があっても、四つん這いになりながら、だんだん狼へと変貌を遂げていくリンクに驚くはずだ。トワイライトでは、魔物の手によって牢獄に捕らえられてしまうが、牢獄で重要キャラクター'ミドナ'と遭遇。そして、狼になったリンクとミドナが冒険することになる。
トワイライトだけでも膨大なボリュームで、まだ未知なる要素があるかもしれない。ただ、ひとつ言えることは、ミドナの協力なしにトワイライトの全貌を解き明かすことはできないということだ。
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ソーシャルブックマーク
ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
| 任天堂 | |
| 対応機種 | Wii |
| 発売日 | 2006年12月2日発売予定 |
| 価格 | 6800円[税込] |
| ジャンル | アクション / 冒険 |
| 備考 | プロデューサー:宮本茂、ディレクター:青沼英二 |
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