【『ファイナルファンタジーXI』プレイ日記】
第2回 ネット注文という高き壁(後編)

2002年5月31日
Text:永田泰大

 なんだとコラー、と2匹の鬼が絶叫する場面で前回は終わった。2匹の鬼は一服し、なんとか冷静さを取り戻した。ニョキニョキ伸びた互いのツノも、心なしか少々短くなった。

 

 さて、2匹の鬼は今後の方針を検討する。便宜上、井手を赤鬼、永田を青鬼とする。赤鬼が言うことには、「どこかのプロバイダーに加入し、BBユニットを購入したあと解約すればよい」と言う。しかし、そのためにわざわざ入会手続きをすんのもどうかと思う。また入会金とか取られるのも納得がいかない。「大丈夫、いまどき入会金など取られない」と赤鬼は言う。まあわかるけどさあ、と青鬼はムニャムニャ言う。泣いた青鬼とはこのことである。

 

 すると赤鬼がひらめいた。「おい青鬼、おまえは『ファンタシースター オンライン』をプレイしていたじゃないか!」と赤鬼。それがどうかしたのか、と青鬼。「ということは、あんたはISAO.netに加入していることになりはしないか?」。ん? そうなのかな? そのはずだと赤鬼は主張する。そういえばそんな気もする。ドリームキャストをつないだときにアドレスをもらったような気がする。しかし、ISAOで買うとなると、IDやパスワードが必要になるだろう。そんなものは覚えちゃいない。「捜せ!」と吠える赤鬼。

 

 奇跡は起こった。何気なく手に取った昔の手帳に、あろうことかその1ページ目に、僕は自分のIDとパスワードを書き記していたのだ。ありがとう、昔の俺! 我々はそのメモを「奇跡のメモ」と呼ぶことにした。

 

 ともあれ、そうとわかればISAO.netにアクセスだ。アドレスを打ち込み、リターンキーを押すとどうだろう。「BBユニット申し込み開始!」の文字が! さすがにそこで浮かれる我々ではない。僕は慎重にページを進んだ。またしても外付けタイプか内蔵タイプかの分かれ道。すかさず外付けタイプを選択し、型番もばっちりSCPH-10000を選ぶ。ところがここで僕はひとつ、おかしなことに気づく。

 

 買い取り方式の価格が16800円になっている。送料は別だが、一方で18000円だったものがなんでまた16800円なの? 「ねえねえ」と赤鬼に聞こうとしたところ、気の短い赤鬼は「安いにこしたことはねえじゃねえか!」と一喝。ひい。

 

 細々とした項目を入力。お届け先の住所などを入力。利用規約うんぬんに差し掛かるとまたしても背後から「同意同意同意同意!」の声がするので、抗いもせずに同意。疲労困憊の僕はいまや、同意しますマンと化している。同意しますマンは、宇宙の彼方から同意するためにやってきたのだ。

 

 ポチッと最後のクリックをすると、驚いたことに申し込みは終了した。

 

 おお、ついに僕は注文を終えた。いよいよヴァナ・ディールへの扉は開かれたわけである。達成感に包まれている青鬼に向かって、赤鬼は「申し込み確認のメールが届いているはずだからチェックしなさい」と指示する。メールボックスを開いてみると、おお、来てる来てる。なになに? 「このたびはお求めいただき誠にありがとうございます」? いえいえ、こちらこそありがとうございます。「いつ届くのか確認せよ」と赤鬼。ええと、なになに? 「現在、商品の配送準備を行っております。商品の出荷日が確定いたしましたら、再度メールにて連絡いたしますのでしばらくお待ちください」?

 

 しばらくお待ちください?

 

 目を見合わせてパチクリする2匹の鬼。要するに、これは、在庫がなくて、売り切れていて、入荷がありしだい送ります、ということではないのか? そうじゃないのか赤鬼? 俺もそうだと思うぞ、青鬼。つまり俺は、苦労したすえに、入荷待ちの列に並んじまったってことか? 

 

 なんだとコラー。2匹の鬼は再び絶叫する。またしても続く。





ファイナルファンタジーXI

発売日

5月16日発売

価格

7800円

メーカー

スクウェア

機種

プレイステーション2

テイスト

冒険・ファンタジー

ジャンル

RPG

備考

オンラインプレイ専用、要BBUnit、有料コンテンツ利用料 月額1280円


このコラムに関するご意見・ご感想などをお聞かせください。ここをクリックするとメール投稿フォームのページへとジャンプします。

※"『ファイナルファンタジーXI』プレイ日記"のバックナンバーはこちら

 



インフォメーションプライバシーポリシー利用条件・免責
FAMITSU.com (C)1999-2004 ENTERBRAIN, INC.
ファミ通.comに使用されている画像は全て著作権管理ソフトで保護されています。 無断で転載、加工などを行った場合、処罰の対象となることもございます。