ファミ通.com GAME
CONTENTS
GAME ENTERTAINMENT
SHOPPING enterbrain
ソフト紹介 ゲーム・声優CD&映像作品
野田順子さん×森川美穂さん インタビュー
2001年2月22日
●『輝きをあつめて』作詞担当の森川美穂さんと野田順子さんの合同インタビュー

森川さん&野田さん
▲『輝きをあつめて』の作詞を担当した女性ボーカリスト森川美穂さん(左)と、野田順子さん。野田さん、緊張してるような気が……。

 野田順子さんの3rdマキシシングル『For Yourself』の3曲目に収録されている『輝きをあつめて 〜I Believe』。この曲の歌詞は、野田さん自身が憧れている女性ボーカリスト森川美穂さんが担当している。同じ大阪出身で出身中学も同じ(!)というこのふたりに、どんな経緯で今回のカップリングが実現したのか、インタビューを行ったぞ。

●こうして会えたのは巡りあわせだなって思います(森川)

−−まず、この『輝きをあつめて』の歌詞を森川さんにご依頼した経緯を、野田さんから説明していただけますでしょうか。

野田 はい。いま東海ラジオさんのほうで『ESアワー ラジヲのお時間』という番組をやってまして、その中でパーソナリティーの女の子が6人いるんですが、それぞれが番組終了までにセルフプロデュースで曲を1曲作りましょうという話になったんです。で、私もいろいろミュージカルにしようとかなんだかんだ言ってたんですが、最終的に自分がこれまで聞いてきて憧れている人にお願いしようということになり、森川さんにご連絡させていただいて、直談判させていただいて、で、オーケーをいただいたと(笑)。

−−以前から森川さんに憧れてたんですか?

野田 ええ。じつは森川さんとは通っていた学校が同じで、年が3つ離れてるので、先生が持ちまわりで同じ人だったんですね。で、私が学生だったころにその先生が「うちの教え子が歌手になった、歌手になったー」ってずっと言ってて(笑)。

森川 (笑)

野田 それで、間近で自分の夢を実現させて東京行ってデビューしてって人がいる、自分もがんばればできるんじゃないかと、勝手に憧れの対象にしてて。ずっとデビュー当時からCDとか聞かせていただいてましたし、カラオケが巷に出回ったときからカラオケボックスではかならず歌ってましたし。だから、こういうチャンスがあるんだったらぜひお願いしたいなって思ってました。

−−森川さんはこのお話を最初にお聞きになったときに、どう思われましたか?

森川 素直にすごくうれしかったです。でも、同じ学校に通ってたって聞いたときはホントに驚きましたよ(笑)。彼女のお姉さんが私と同級生でよく知ってる人だったので、「えーっ!!」ってカンジで。私も野田さんも、自分の夢をそれぞれの形で実現させてこうして会えたわけですから、これも巡りあわせだな、って思います。

−−この『輝きをあつめて』の歌詞はどのようなイメージで作られたのか、そのあたりについてお教えいただきたいのですが。

森川 私、自分以外の方に詞を書くのは今回、初めてなんです。将来ほかの人への作詞とかできればいいなとは思ってはいたんですが、自分以外の人に言葉を表現してもらうのにどういう作りかたをしていいのか、少し迷ったりしました。

 でも、野田さんにお会いしてお話を聞くと、中学が同じで、野田さんのお姉さんが私と同級生っていうのもあって、話がすごく弾んだんです。それで「どういう歌が歌いたいですか?」って聞いたときに、「恋愛云々というよりも、メッセージ性のある力強い歌がいい」とおっしゃって。どうも野田さんは恋愛ものは得意じゃないらしくて……。

野田 はい(笑)。

森川 それは野田さん自身、すごくさっぱりしてらっしゃる性格だからなのかもしれませんね。で、そんな話が出たので、女の子女の子してる歌詞にするよりも、そういう夢とか生きかたとかを入れたメッセージっぽいものにしようというところから作り始めました。

 あと、話をしてて感じたんですが、野田さんは自分の夢だったりとか自分の生きかたとか、そういうのを一生懸命見つめてらっしゃってて。そういう意味で「あっ、あたしに近いんじゃないかな?」って印象を受けましたね。だから、歌詞は私とダブらせながら作った面もすごく多くて。(野田さんは)私よりも年が下なんですけど、見ていて私と同じ道を通って来てるんじゃないかな、って。生きかたをしっかり見つめてたり、一生懸命がんばってがんばって生きてるのに理不尽なことが多い世の中に悩んだり、仕事もがんばってるんだけど「ホントにこのままでいいのかな?」って立ち止まっちゃうこともあったり。そういうのって、私もつい数年まえにありましたから。だから今回の歌詞は、そのころの気持ちを思い出しながら書きました。


●「ぜひきいて!」って大きな声で言える曲に仕上がった(野田)

−−森川さんは、野田さんご本人とお会いしてどのような印象を受けましたか?

森川 実際にお会いするまえにCDを聞かせていただいたんですが、会うまではもっとこう、"女の子"っぽい方なのかなって思ってたんです。すごくさわやかでキレイな声だったので。でも、会ってみるととてもボーイッシュな感じで、ぜんぜん違いましたね。あと、「すごくまっすぐで、マジメな方なんだろうな」って思いました。

−−森川さんの歌詞を野田さんが歌って、その完成した曲を聞いたときはどのような感想を?

森川 すごく難しかったと思うんですよ、今回の曲は。音域が広くて、けっこう……たいへんだったんですよね?

野田 けっこう(笑)。

森川 メロディーが上へ下へ動き回ってね。で、「じゃあキーをちょっと下げようか」ってすると今度は音がこもってしまったりする。「この曲で、いちばん彼女の声が活かされるキーってどこなんだろうな?」ってのがあったんですよ。

 でも、歌っていただいて完成したのを聞くと、私が思った以上にいいできだなーと。こういうふうに歌っていただけてよかったなと思いました。

−−野田さんは曲と歌詞をもらったとき、まず最初にどういう印象をお持ちになりました?

野田 いやー、もうどうやって歌おうかなーって(笑)。うれしかったんですけど、いままでに歌ったことのないテイストの曲だったんで、自分に歌いきれるのかなって。そういう気持ちが正直ありましたね。

−−森川さんのほうからアドバイスとかは……?

森川 いえ、とくにしなかったんです。たとえば私が自分の曲の歌詞を作る場合は、「ここの言葉はこう歌おう」って歌いまわしを自分で考えながら書くんですけど、今回は書いたらそのまま彼女にお渡しして、表現とかはすべて彼女にお任せしようって決めていたんです。きっとストレートに歌ってくださるんだろうなって思ってたので。

 それに、作家のかたに「こういうふうに歌ってください、ああいうふうに歌ってください」って言われても、最終的にはその曲は歌う人のものだと思うので。私自身、そんなふうに言われると困ってしまうほうだし(笑)。だからなるべく、彼女が聞いて、歌詞を見て、歌って、そこで彼女が感じたままに歌ってもらったほうがいいかなって思ったので、あえて特別にアドバイスすることはしませんでした。

−−では野田さんにお聞きしたいんですが、憧れの森川さんが書いた歌詞の曲を歌って、いかがでしたか?

野田 いまはとりあえずホッとしてるというのが正直なところです(笑)。森川さんに何度も現場まで足を運んでいただいたり、作曲者のKOHJIROさん(森川さんの旦那さん)にもご指導いただいたりしましたから……。

 私って出来あがったものは自画自賛するタイプなんですが(笑)、この曲は「ぜひきいて!」って大きな声で言える曲に仕上がったんじゃないかなって思ってます。

−−森川さんがお姉さんと同級生だということなんですが、実際にお会いしたことはなかったんですか?

野田 なかったです。

−−では、森川さんに初めてお会いしたときは……。

野田 いやー、それがよく覚えてないんですよ(笑)。

森川 あはははは(笑)。

野田 みんなに「別人になってる」って言われました。

森川 緊張してた?

野田 緊張してましたね。で、ラジオでオンエアしなくちゃいけないのでちゃんとテープを回していたんですけど、あとで自分で聞きなおして「誰ですか、この人?」ってくらいに声のトーンが違ってて。完全に舞いあがってましたね。帰り道でかなり脱力してたって記憶だけが残ってます(笑)。

−−森川さんが書いた歌詞の感想は?

野田 いちばん最初は、ファックスで見させていただいたんですが。人に何か伝えるのがあまり上手じゃない、口ベタな人間だって自分で思ってるので、打ち合わせのときのつたない私の言葉でここまでステキに表現していただいてうれしいって、素直に思いました。

−−森川さんが「野田さんと実際にお会いして自分とダブってる部分がけっこうある」とおっしゃってましたけども、具体的にどういう部分が?

森川 彼女ね、最初の打ち合わせのときにすごくおもしろいことを言ったんですよ。「私、男の子になりたかったんです」って。

野田 (笑)

森川 それを聞いて、「ああ、この人は男の子に生まれていれば、きっとやんちゃな男の子になったんだろうな」と思ったんですよ。で、私も20歳過ぎくらいまで「なんで私は女に生まれてきちゃったんだろう」って思うぐらい男の子になりたかった人なんですね。そういうところはきっと近いんだろうな、って。共感できる雰囲気があったんでしょうね。

−−なるほど。だから、歌詞も自分の姿とダブらせて。

森川 ええ。年齢的にこれから30代に向かっていくときに、自分を見つめなおす時期というのがきっと野田さんにも来ると思うんですよ。私の場合もありましたし、そのとき私は、自分自身への応援歌っていうのが欲しかった。大丈夫だからがんばってねっていうものが。だから、この曲には私から彼女への応援歌という意味も込められてます。

−−そういえば、『輝きをあつめて』と同じCDに収録されている『For Yourself』は野田さんご自身が作詞をされてますが……。

野田 それはあまり触れないでー(笑)。

森川 なんでですか(笑)。

野田 いや、あはは(笑)。

−−こちらの曲で苦労した点というか、聞きどころなどがあれば教えていただきたいんですが。

野田 うーん、そうですね。苦労点……。あ、そうだ、前回のアルバムでも作詞はさせていただいたんですが、これまでは作詞に関してはわりと自由にさせてもらってたんですね。で、今回の曲はゲーム『ときめきメモリアル2 対戦ぱずるだま』のオープニング曲なんですが、『For yourself』のほうで「"パズル"というキーワードを入れてください」という、言葉のオーダーが初めてありまして。しかも、歌詞を考えて書いてる途中にそういうオーダーが来てしまったので、どこに組み込もうかっていろいろ考えましたね(笑)。でも精一杯がんばったので、違和感なくパズルって言葉が入ったんじゃないかと自分では思ってます(笑)。

−−ところで、森川さんはゲームで遊んだりとかは?

森川 します、しょっちゅう(笑)。それに、うちの旦那さんがゲームオタクなんですよ。20時間ぐらいずーっと連続でゲームしてても大丈夫な人なので(笑)。


※CD紹介へ戻る
※そのほかのゲーム・声優CD&映像作品の情報はこちら

ゲームTOPへ戻る


FAMITSU.com (C)1999-2001 ENTERBRAIN, INC. ファミ通.comに使用されている画像は全て著作権管理ソフトで保護されています。無断で転載、加工などを行った場合、処罰の対象となることもございます。