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音声コマンドでRTSに革命を――『エンド ウォー』をプロデューサーと一緒に体験してきた
【東京ゲームショウ2008】

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●直感そのままにプレイできるRTSの最新形

 

 プレイステーション3とXbox 360を対象に今冬発売予定の、トム・クランシーシリーズのRTS(リアルタイムストラテジー)最新作『エンド ウォー』。10月9日から12日まで開催中の東京ゲームショウ2008でもXbox 360版がマイクロソフトブースにて出展中の本作を、スタジオクリエイティブディレクターのJulian Gerightyに説明を受けながら体験してきた。

 

▲ゲームをプレイしながら記者がぶつける質問に気さくに答えてくれた。

 

 本作の特徴は、音声認識システムを実用的にゲームプレイに融合していること。右トリガーを引きながら映画に出てくる軍や特殊部隊の司令官のように喋るだけで、自軍のユニットへ命令できる。なんと8ヶ国語で命令可能で、もちろん日本語にも対応しており、かつてなく実用的な音声コマンドによってRTSを楽しめる。

 

 今回はヨーロッパ軍を使用した対アメリカ軍の占拠ミッションをプレイすることができた。ミッションのタイプはマップ上の拠点を占拠していくもの、シンプルに相手を殲滅するもの、拠点を防衛するもの、特定の拠点を破壊して相手の生産能力を低下させながら戦うものの4つがあり、アメリカ・ヨーロッパ・ロシアの3つの勢力から選んでプレイすることになる。

 各軍はそれぞれ異なる個性を持っており、たとえば同種のユニットでも、アメリカ軍の戦車が強力な火力を持つのに対して、ヨーロッパの装甲車は機敏な機動性を誇るなどの特徴がある。また、ユニットは軽装の歩兵は重装兵に、重装兵は車両にといったように、特定のユニットに対してじゃんけんのような関係を持っている。ユニットの力関係については『ファミコンウォーズDS』のようなシンプルさも追求したという。

 本作で“資源”にあたるのがコマンドポイント。プレイヤーは拠点を制圧するなどによりポイントを得ることができ、これを消費してユニットを生成したり、空爆を行なう。また、個々のユニットには経験値があり、経験を積ませて歴戦の勇士へと鍛えていくことができる。リアリスティックにプレイできる本作だけに、ユニットへの思い入れも格別のものとなりそうだ。

 

 さてゲームプレイだが、音声によるコマンド入力はやはり快適。RTSではいかに正確かつ迅速にユニットに指令を伝えるかが肝心だが、パッドでの操作は往々にしてややこしく、かといってマウスでのプレイなどでも正確に命令対象を指定するには慣れが必要なもの。次の一手がひらめいた瞬間に、即座にそれを口に出せば命令できるというのはありがたい。

 さらに複数のユニットに同時に指令を出したり、カメラの範囲外にいるユニットを動かしたりといったこともすべて音声コマンドで実現している。パッドキーを使っての入力もサポートしており、こちらもシンプルにまとめられ、素早いコマンド入力が可能。状況に応じて両者を使い分けていくこともできる。

 

 シングルプレイのストーリーミッションはまず9つあり、ミッションを通してゲームプレイを学んでいくことになる。これをクリアするとワールドマップから世界各地で戦っていくモードが始まり、さらに12ミッションほどが追加される。ひとつの軍隊でプレイするのに15時間から20時間かかり、3つの軍は異なる個性を持っているので、ひと通り楽しもうと思った場合は45時間から50時間程度のゲームプレイになるとのこと。

 気になるマルチプレイモードだが、ゲームタイプはシングルプレイの4つと同じ。現時点で最大2対2の4人対戦が可能で、4対4の8人対戦も開発中とのこと。一般的なRTSでは一方が優勢になってしまうと逆転するのはなかなか難しいが、本作では各軍が持つ超強力な大量破壊兵器によって一発逆転を狙うこともできる。一方が勝利条件を満たし、あとは一定時間守り切ればオーケーという状態になると、劣勢な側が最終破壊兵器を使うことができるようになる。しかし、一度使用してしまうと相手も使用可能となるので、ここぞというタイミングの見極めが必要となってくる。

 

▲大量破壊兵器の威力は絶大。それだけに使用するタイミングをうまく考えて使いたい。

 

 最後にひとつだけ質問してみた。

 

――映画に出てくる司令官のようにプレイできる本作だけど、逆にこの人にプレイしてもらいたい映画俳優とかいる?

 

「ブルース・ウィリスだね! 彼が演じた(映画『ティアーズ・オブ・ザ・サン』の)海軍特殊部隊ネイビーシールズの大尉なんかいいよねぇ。そういえば『ゴーストリコン』シリーズのスコット・ミッチェルも本作に出てくるよ。」

 

 ちょっとトリッキーな質問にも関わらず即答か! と驚く記者に向かってこう続けた。

 

「本作はRTS版の『ギターヒーロー』なんだよ。音ゲーはボタンでプレイしてもそれなりに楽しめるけど、ギターコントローラーを持ってプレイすると、まるで本当の“ギターヒーロー”になった気分でプレイすることができる。これがまさに本作で実現したかったこと。音声コマンドによって、司令官の気分でRTSをプレイできるんだ!」

 

▲プロデューサーお気に入りの勢力はロシア軍なんだとか。理由は化学火炎放射器が使えるから、とのこと。

 

※『エンド ウォー』の公式サイトはこちら

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