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ふたつの操作モードで画期的な空中戦を実現する『H.A.W.X(ホークス)』をプロデューサーが解説!

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●仲間と協力して空を舞え!

 

 ビジネスデーが終わり、ついに一般日が開幕した東京ゲームショウ2008。最新ゲームの情報、試遊台、イベントと、ゲームに関するあらゆるものが大集結する本イベントの内容を、引き続きファミ通.comでリポートしていく。

 マイクロソフトブースに試遊台が出展されている、ユービーアイソフトのエアーコンバットアクション『H.A.W.X(ホークス)』のクリエイティブ・ディレクターIoan Palalauに本作のゲームプレイのポイントを解説してもらった。

 

▲プロデューサーみずからコントローラーを握ってプレイ。

 

Ioan Palalau(以下、Palalau) このミッションはゲームの中盤の少し以降のミッションをデモに加工したものです。ストーリー的には、アメリカが傭兵軍団に攻撃され、戦争が始まる……というところです。エアフォースワン(米国大統領専用機)を攻撃してくる敵を撃墜するのが目的になります。向かってくる敵戦闘機の射程範囲がマップに表示されているので、エアフォースワンが範囲内に入らないように注意して戦わなければいけません。

 

 「さて……」とボタンをひとつ押すと、空中に連続した三角形の輪が描かれた。これが本作のゲームプレイのキモのひとつ“E.R.S.”(エンハンスド・リアリティ・システム)だ。特定の目的に対して最適なルートが自動で計算され、プレイヤーは輪をくぐっていくだけでベストポジションにたどり着けるというもの。

 

▲これは敵のミサイルから追われているときのE.R.S.の表示。右斜め上に向かって機首を向けていけば脱出できるハズ。

 

Palalau いま、デュアルコントロールシステムのアシスト機能をオンにした状態でプレイしています。E.R.Sを使って、相手を撃墜するために飛行すべきルートや、相手のミサイルから逃れるために飛行すべきルートなどを表示してくれてますね。また墜落しないようにコントロールがある程度制御されていて、ストール(急速な失速)することもありません。どうすれば効果的にフライトできるか、ゲームをプレイできるかを画面上に表示することができます。

 

 テクノロジーの力によって、フライトシムやエアーコンバットものをプレイしたことがない人でも快適に華麗な空中戦を楽しむことができるのだ。ただし、当然ながらテクノロジーは万能ではない。突然画面にノイズが走り、E.R.Sを使用しようとしてもナビが途中で途切れてしまうようになってしまった。

 

Palalau 敵がジャミングしてきたのでERSが使用できなくなりました。ミサイルをよけようとするのですが、E.R.S.のボタンを押してもルートを表示できなくなっていますね。アシストが使えないので、システムをオフにしてしまいましょう。

 

 すると視点が切り替わり、一歩引いたものへ。Palalauが操作する自機が、クルクルと細かく機動しはじめる。

 

Palalau カメラが切り替わってドッグファイトに適したモードになります。アシストがオフになるとリミッターが解除されるので、小回りが利くようになるなど機動性が上がりますが、一方でストールが発生したり、難易度が上がる部分もあります。トラクションコントロールを解除した車と考えてください。“ドリフト”ができるようになります。さまざまなマヌーバー(飛行トリック)が使えるようになりますよ。たとえばこれはPougachev cobra。進行方向と攻撃可能な方向が90度ぐらい違います。

 

 見せてくれたのは、機首を上方に傾けながら、スライドするように平行方向に高速で飛行していくという荒技。確かにこれは飛行機のドリフトに違いない。

 

▲画面奥の敵が発射したミサイルをすり抜けている様子。じつはこの動作、アナログスティックをシンプルに左に倒しているだけ。直感的な操作で機動力を活かして飛ぶことができるのだ。

 

Palalau 一番このゲームで強調したいのは、アシストのオンオフによって、テクノロジーの力によってプレイするモード、プレイヤーの腕前によってプレイするモードの、ふたつの違ったゲームプレイを実現していることです。自分の技量や状況によってさまざまな方法で快適なプレイが可能となっています。これをぜひ体験してほしいですね。あなたもやってみますか?

 

 というワケで記者も早速体験することに。コントロールシステムをオンにして“E.R.S.”を使用すると、確かにナビに沿って飛行していくだけでいつのまにか相手を捕捉している……。

 一般的な戦闘機モノのアクションにおいて、ロックオンした相手の方向が表示されることはあるが、相手との位置関係次第では、それを追っていくだけでもある程度の慣れが必要なもの。左かと思ったら右に行ったり、グルグル回っているだけで一向に機影が見つからなかったりもする。これは単に相手のいる位置しか考えてないのだから当たり前だ。

 しかし“E.R.S”では相手の現在位置だけでなく、移動する方向などのデータを処理したうえで進むべき方向が計算されるので、3次元のナビとして機能することができるのだ。落ちついて指示にそって進んでいくだけで、みごと敵機を撃墜!

 

 今度はシステムをオフにしてみる。一瞬の違和感ののち、しばらく飛行していると「あぁ、そういうことだったのか!」と理解する瞬間が突然やってきた。『エースコンバット』シリーズをプレイした人なら“ノービス”と言えばわかるだろうか、右に行きたければ右を、左に行きたければ左を押せばいいという操作方法を採用している。機体の操作はアナログスティック一本で、状況に合わせて直感的に操作すればいいのだ。機動性があがっているので、これはこれで快適。クルクルと機体を旋回させて敵のミサイルを回避し、一気に反転して逆に撃墜することができた。

 

▲新たなステージを選択してもらったのだが、市街地を一望できる山頂にどこかで見たような巨大な像が……そう、リオのキリスト像だ。南米サッカーの聖地、マラカナンスタジアムも確認することができた。緻密な測量データもとに設計されているだけありすごい精度。日本ステージとかないのかなぁ……。

 

●日本オリジナル要素も登場予定!

 

 せっかくの機会なので、さらにPalalauに気になった点を質問してみた。

 

――プレイヤーが使えるのは全部で何機種?

Palalau いまのところ55機種です。戦闘機、爆撃機、マルチタイプの3タイプの機体を使えますよ。

 

――武器はどうやって設定するの?

Palalau 機種ごとに設定されたウェポンパックを選択する形になります。機体によってペイロード(運搬可能な貨物量)が違うので、それによって選択可能なウェポンパックの内容も変わってきます。

 

――ひとつのマップの広さは?

Palalau 飛行できるのは100キロ四方ぐらいです。表示に使っているぶんも含めて、全体としては130キロ四方ぐらいあります。一番速い機体(SR-71)ではマッハ3が出るのですが、それでも端から端まで3分か4分ぐらいはかかりますね。

 

――ステージはいくつ?

Palalau 18あります。総プレイ時間はストーリーモードに6〜7時間。アーケードモードを加えると10時間から11時間ほどになります。

――アーケードモードとは?

Palalau 特定の目的に挑戦するタイプのミッションです。特定のコンディション、機体、兵器を使ったスコアアタックのようなものですね。

 

――DLC(ダウンロードコンテンツ)の予定は?

Palalau 現時点ではウェポンパックや、飛行機、ゲームモード、スキンなどを考えています。

 

――マルチプレイヤーモードについて教えてください。

Palalau 一番重要なマルチプレイモードは協力モードです。4人で協力してミッションを攻略していきます。ほかのプレイヤーはいつでもゲームに出たり入ったり自由にできます。というか、正確にシングルプレイと呼ぶモードはないんです。一般的に言われるところの、マルチプレイの協力モードをひとりでプレイするのがシングルモードにあたると言えばわかりやすいですかね。難易度もチームプレイも考えて調整されていて、ひとりでプレイすると難しいミッションもなかにはあります。

――ほかには?

Palalau 4対4の対戦モードもあります。一方的に勝負がつかないよう、ジャミングや武器の強化など、負けている側は途中からパワーアップが受けられるようになります。チームプレイを重視したかったので、これは個人に対してではなく、チーム全体に対して行われます。チームの力を合わせれば、劣勢からの一発逆転も可能です。

 

――では最後に日本のゲーマーにメッセージを!

Palalau 『エースコンバット』などの日本のエアーコンバットは我々も好きで、受け入れられているジャンルだと思うので、本作も絶対気に入ってもらえると思っています。ここまで説明してきたように、『エースコンバット』シリーズとはまた違ったフライト体験を考えて作ったゲームなので、ぜひ楽しんでもらえればと思います。……日本のプレイヤーだけが楽しめるスペシャルなコンテンツもロムに収録される予定なので、そちらもご期待ください。

 

 な、なんだって!? 本作はXbox 360版が2009年1月、プレイステーション3版が今冬に発売予定だ。いったいどんなものが用意されているのか、期待して待つべし!

 

▲日本のゲーマーならきっとびっくりする“なにか”としか明かしてくれなかった。彼の言葉を信じてアナウンスを待とう。

 

※『H.A.W.X(ホークス)』の公式サイトはこちら

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