ブラックジョーク炸裂のスペイン発ダークコメディ『どつかれてアンダルシア(仮)』のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督最新作。不動産会社で営業をしているジュリアおばさんは、ある日、客を案内したマドリード市内のマンションで、老人の腐乱死体と3億ペセタの大金を発見してしまう。その老人は、身寄りのないひとり暮らしで、金は老人が20年前に購入したTOTOの当選金だという。ところが、同じマンションの住人達が、全員でその当選金を狙っていたのだ。金を独り占めしたいジュリアおばさんは、ちょっと頭の足りない大家の息子エミリオの手を借り、なんとか脱出を計ろうとするのだが……。
お互い心の底から憎み合っている漫才コンビの報復合戦を描いた『どつかれてアンダルシア(仮)』で、徹底的にブラックユーモアをブチかましてくれたイグレシア監督。最新作では、"幸せ"に向かって、なりふり構わず突進する人々の姿が描かれる。閉鎖的な建物のなかで、ジュリアおばさんとマンションの住人たちが繰り広げる死闘は爆笑必至! ほんわかコメディに物足りなさを感じていた人に、刺激的な1本だ。
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