かつて日本中を震え上がらせた新時代のホラームービー『リング』を送り出した鈴木光司(原作)・中田秀夫(監督)のコンビ再び。鈴木が96年に発表した8篇のホラーアンソロージーのうちの一遍を、中田が映像化したのが本作だ。結婚生活が行き詰まり離婚調停に臨んでいた松原淑美(黒木瞳)は、一人娘・郁子の親権を獲得するために自立を目指し新しい住まいを探す。築年数は経っているが二人で住むのに適当なマンションが見つかるが、淑美、そして郁子それぞれがその住まいにただならぬ「何か」を感じるのだった。
マンションという閉ざされた都市空間を舞台に、直接ビジュアルで訴えるだけでなく、観るものの心理に訴える恐怖への仕掛けを随所にちりばめている。とにかく怖い。心にトラウマを抱える主人公が、「娘への愛」を貫こうとするがゆえに、更なる恐怖の世界へと陥いることになる。恐怖のポイントは「水」。日常の生活に不可欠な「水」が、徐々に恐怖をあおるアイテムとして効果を発揮していく。
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(C)2002/「仄暗い水の底から」製作委員会 |