今やプロデューサーとしても卓越した手腕を発揮する俳優トム・クルーズが、自らが惚れ込んだスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』をベースに4年の構想期間を経て製作したサスペンスロマンス。主人公デヴィッドを自ら演じてもいる。父親が一代で築いたニューヨークの出版社を引き継いだデヴィッド(トム・クルーズ)は、出版界の若きプリンスとして、マンハッタンの豪邸に住まい、フェラーリを乗り回し、自由奔放で優雅な生活を送っていた。彼にはジュリー(キャメロン・ディアス)という恋人がいたが、自らの誕生パーティーでソフィア(ペネロペ・クルス)に一目惚れする。これを知ったジュリーはデヴィット同乗の車もろとも崖から落下するという暴挙に。これが、デヴィッドの人生を大きく狂わせることになる……。
この映画の共演により、トムとペネロペの関係がロマンスに発展するなど、すでに外野での話題には事欠かない本作だが、トムはこの作品で夢と現実の狭間で一喜一憂しながら破滅の道をたどる御曹司の心の葛藤を見事に演じきった。また、事故の後遺症による衝撃的な醜い顔のメイクにも果敢に挑戦している。いっぽうベネロペは実を言うとベースとなった『オープン・ユア・アイズ』にも出演。『オープン〜』と同じ役名、同じ立場であるソフィア役でスクリーンに登場している。そして忘れてはならないのが、嫉妬心から我を失う女の鬼気迫る心理状態をうまく表現したキャメロン・ディアス。ハッキリいって怖い。キャメロンの新境地に注目です。
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