日活時代の鈴木清順監督作品を集めた特集上映。3月24日からテアトル新宿にて、レイトショー公開中であるこの特集も、いよいよ6週目を迎える。最終週のアンコール上映作品のラインアップや、昼間の上映も決定し、後半戦もますます盛り上がりそうな予感! ここでは、これから上映が予定されている作品群から、とくにオススメなものをピックアップしてご紹介。
『殺しの烙印』
1967年作品。あまりにスタイリッシュで実験的な映像と、先の読めないシナリオ展開が素晴らしい、清順監督の日活時代を代表する作品。しかし当時としては、時代を先取りしづぎたために、正統な評価が得られなかったうえに、これが原因で清順監督自身も日活を解雇されてしまった。宍戸錠の立派な頬も健在!
| 公開日 |
5月19日〜5月1日【昼の部】 |
| 出演 |
宍戸錠、真理アンヌ、小川真理子 |
『肉体の門』
1964年作品。敗戦後の東京を舞台に、娼婦たちの生き様を描いた田村泰次郎の同名小説を映画化。主演はこの映画から3本立て続けに、清順映画に出演することになる野川由美子。『カルネ』、『カノン』といった衝撃的な作品で知られるフランス人監督のギャスパー・ノエは、本作の大ファンだという。また、公開当時は興行的にも成功したことから、当の清順監督も「初めて会社(日活)に誉められた」と言って喜んでいたとか。
| 公開日 |
5月16日【夜の部】、5月22日、23日【昼の部】 |
| 出演 |
野川由美子、宍戸錠、松尾嘉代 |
『俺たちの血が許さない』
1964年作品。やくざの家に生まれたマジメな兄と遊び人の弟が、暴力団の抗争に巻き込まれるという、井上梅次監督の『明日は明日の風が吹く』のリメイク。小林旭、高橋英樹の当時2大スターが、タイプの違う兄弟を熱演。また、ヒロインの松原智恵子が、この作品で清純派路線を捨て、色っぽい大人の女を演じているのが魅力的だ。
| 公開日 |
5月25日、26日【昼の部】 |
| 出演 |
小林旭、高橋英樹、松原智恵子 |
『東京流れ者』
清順監督が、「主題歌の『東京流れ者』が劇中何回流せるかに挑戦した」という、歌謡曲をモチーフとした渡哲也主演のミュージカル・アクション。緑色の月や、金、銀、赤と色とりどりの切り株など、遊び心いっぱいのポップな映像が印象的だ。しかし、これも会社側の理解が得られず当時は、あっさりとカットされた。海外では映画作品の枠を超えて、ポップ・カルチャーとして絶賛されているという。
| 公開日 |
5月18日【夜の部】、5月27日〜29日【昼の部】 |
| 出演 |
渡哲也、松原智恵子、二谷英明 |
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