アイルランドのスーパーバンドU2のボノが、長年温めていた原案を、ドイツの鬼才ヴィム・ベンダースが映画化した現代ファンタジー。ロサンゼルスのダウンタウンに、アウトローばかりが住んでいるミリオンダラー・ホテルがあった。ちょっぴりオツムの弱いトムトムは、ここで住人たちの雑用をしながら暮らしている。彼は同じホテルに住むエロイーズに恋をしている。だが、エロイーズはトムトムの存在にすら気づかない。そんなある日、トムトムの親友イジーが屋上から落下して死んでしまう。皮肉にもそれがきっかけとなり、エロイーズがトムトムの存在を知るようになるのだった。
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同監督の出世作『ベルリン・天使の歌』を彷彿とさせる作品。『ベルリン〜』でいうならトムトムは天使、エロイーズはサーカスの少女といったイメージだ。ただ『ベルリン〜』と決定的に違う点は、サスペンス要素が加味されているところ。コルセットをした不気味なFBI捜査官を、メル・ギブソンが熱演している。また、本作のためだけにボノら豪華メンバーで結成された"ミリオンダラー・ホテル・バンド"の演奏するサントラもいい感じ。
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