『リング』『らせん』、『仮面学園』『死者の学園祭』と続いてきた、角川ホラー映画シリーズの新作。今回は、大人向け女流文学と、テレビゲームから生まれたノベルズの2本立て。どちらも、鳥肌ものの恐ろしさだ。
●『弟切草』
かつて、サウンド・ノベルゲームの一大ムーブメントを築いたゲームソフト(スーパー・ファミコン/プレイステーション)『弟切草』の映画化。ゲーム会社でバイトする奈美(奥菜恵)は、突如やってきた弁護士から、彼女の本当の父親が亡くなったことを聞かされ、その遺産を受け取るように告げられる。突然の出来事に、奈美は釈然としないまま、ひとまず自分の生い立ちを知るために、勤務先の社長、公平(斉藤陽一郎)と一緒に、弁護士から教えられた屋敷へと向かう。そこは、弟切草がうっそうと茂る古びた洋館だった。奈美と公平は、おそるおそる屋敷のなかの探索を始めたのだが……。
●『狗神』
『死国』の原作を書いた直木賞作家、坂東眞砂子の同名小説の映画化。41歳になる坊之宮美希(天海祐希)には、十代の頃に実の兄との間にできた子供を死産するという、忌まわしい過去があった。そんなことから、高知の山奥で和紙を漉きながら、ひとり静かな日々を送っていたのだ。そんな美希のまえにある日、ひとりの青年、晃(渡部篤郎)が現れ、ふたりは急速に惹かれあい、激しく愛し合うようになる。しかしその頃、坊之宮家の仏壇では、壺の中に封じ込められた"狗神"が、胎動を始めていたのだった。
| 『弟切草』 |
| 監督:下山天/出演:奥菜恵、斉藤陽一郎、松尾れい子 |
| 『狗神』 |
| 監督:原田眞人/出演:天海祐希、渡部篤郎、藤村志保 |
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