極限状態における人間心理をサスペンスタッチで描いた人間ドラマ。砂漠の真ん中でバスが故障、11人の乗客たちは炎天下に放り出されてしまった。彼らがあてもなく砂漠をさまよっていると、ひとつの廃墟が出現。そこでみなは絶望への不安を紛らわすためにあえて、シェイクスピアの戯曲のなかでももっとも過酷な悲劇、リア王を演じて助けを待つことに。しかし、暑さと乾燥に苛まれ、かれらは次第に感情を制御することすら難しくなってくる。助けを呼びにいったついにはひとりめの犠牲者が出たとき、限界ギリギリのサバイバル・ストーリーが本格化するのだった……。
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本作のモチーフとなっている『リア王』は、シェイクスピア4大悲劇のなかでも、もっとも悲惨な物語として知られている。限界状態にある砂漠の11人が、これを演じれば演じるほど精神的に追いつめられていく様子は、手に汗握るほど緊迫する。ちなみにレヴリング監督は、1995年に『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のラース・フォン・トリアーらと立ち上げた映像創作集団"ドグマ95"のメンバー。『ダンサー〜』同様、撮影にはデジタルビデオカメラを使用し、斬新な映像つくりに取り組んでいる。
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