ジャン・レノ主演のフランス製サイコサスペンス。アルプス山中で変死体があがった。それは、胎児のような恰好に縛られ、目がくりぬかれて両手が切断されているというおぞましいもの。この事件の捜査にあたることになったニーマンス刑事(ジャン・レノ)は、死体の身元が歴史深いゲルノン大学の学生であることを知る。一方、別件で捜査をすすめていたケルケリアン刑事(ヴァンサン・カッセル)もニーマンス同様、なぜかこの大学に行き着いた。ふたりは、捜査線上に浮かんだ古い大学とふたつの事件との関係、そしてこの猟奇殺人を犯した真犯人を追うべく、危険な捜査に乗り出したのだった。
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目をくり抜いたり手首を切り落としたりと、恨み骨髄といったイメージの猟奇殺人。実際に死体のシーンが登場するが、これがまた恐怖に拍車をかけるのだ。しかし、全編を通じて陰惨チックではないのは、ジャン・レノとヴァンサン・カッセルの凸凹コンビが、劇中の随所で見せるマヌケっぷりにある。なぜなら、こんなイヤ〜な事件を、レノはいつものボーっとした顔つきで、カッセルはカラカラと笑いながらやってのけているからなのだ。とくにレノの犬恐怖症という設定は、およそ猟奇殺人を扱う刑事のイメージとはかけ離れていて微笑ましい。けど、これがないとマジ救われないほど怖いので、心臓の悪い方はご注意を!!
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