フランス映画界の重鎮として知られる女流監督アニエス・ヴァルダ。彼女の最新作は社会的なテーマを扱ったドキュメンタリーであると同時に、監督自身の姿を描いているというユニークな作品だ。
ある日、ヴァルダ監督はパリの市場で路上に落ちているものを拾う人々の姿を見て、この映画の着想を得る。様々な場所で人々の拾い集める動作を観察しているうちに、「田舎で落穂拾いをしている人はまだいるのか」という疑問を抱く。この疑問をカメラで追ううちに、彼女は毎日捨てられ続ける膨大な農作物と、それを拾わなければ生きていけない人々の姿をとらえるのだった。現代の食料消費などに関して、深く考えさせられる作品だ。
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