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亡き妻を偲びつつ……仲代達矢渾身の主演作完成 |
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| 2002年3月25日 |
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| ▲左から月野下監督、藤村志保、仲代達矢、南果歩、豊原功輔。そして重要な役を演じた紀州犬の"シロ"(1歳♀)。 |
とある地方書店の書評POPから火が付き、150万部ものベストセラーとなったテリー・ケイ原作の小説を映画化した『白い犬とワルツを』(4月13日公開/東映配給)が完成。3月25日に主演の仲代達矢と、本作で長編デビューを飾る月野下隆監督らによる完成記者会見および完成披露試写会が行われた。
『白い犬とワルツを』は、妻を亡くし生きる気力を失ったひとりの老人と、そこへ突如迷い込んできた白い犬との不思議な交流を描くメルヘンチックな物語。犬に妻の面影を感じ生きる希望を見出だしていく老人役を、今年で俳優生活50周年を迎えるという演技派・仲代達矢が哀愁たっぷりに演じている。
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| ▲「俳優を50年やってきて初めて出会った不思議な役」(仲代)。 |
出演を引き受けたいきさつについて仲代は、「はじめは正直言って戸惑いました。それは、主人公の境遇が私自身とあまりにも似ているから。私も5年前に妻(女優の宮崎恭子)を亡くしているので、主人公の気持ちがわかるのです。だからあえて役作りなどもせず、自然体で撮影にのぞみました」と自身の辛い体験を役に重ね合わせていたことを告白。続けて、「でもいまとなっては、この映画は自分と妻のためにみなさんが作ってくれたものと思って感謝してます」と、感慨深げに語った。
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| ▲完成披露試写会には著名人らが愛犬連れで来場。写真は林家ペー&パー子とその愛犬。 |
会見後に行われた完成披露試写会では、仲代と月野下監督のほか、共演の藤村志保、南果歩、豊原功補も舞台に登壇。藤村が「きっとみなさまのお心に残る映画だと明言できます」と太鼓判を押せば、豊原も「派手さはないけど、原作本のようにじわじわとヒットしてくれることを願います」と観客にアピールした。
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| ▲『ハチ公物語』に続き、ふたたびイヌと共演することになった『白い犬とワルツを』。 |
「老人の虚無感や寂寞感を描くなかに、強烈なテーマをはらむ作品」と、仲代の思いが目いっぱいつまった小さな傑作『白い犬とワルツを』。公開は4月13日より全国東映系劇場にて。
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(C)白い犬とワルツを制作委員会 |