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深作欣二のヤクザ映画を三池崇史がリメイク!
2002年2月22日
▲左から三池監督、有森也実、岸谷五朗。
今年に入ってからすでに2本の作品が公開されるなど、短いスパンで数多くの映画制作を行っている三池崇史監督。その三池監督が手掛ける最新作『新・仁義の墓場』の製作発表記者会見が2月22日、東京・HMV渋谷にて行われた。この会見は、一般のファンにも開放するというスタイルのもと、店内のイベントスペースにおいて実施。当日は三池監督始め、主演の岸谷五朗、ヒロイン役の有森也実の出席者が、本作にかける意気込みなどを語ったのだ。
本作『新・仁義の墓場』は、『仁義なき戦い』などで知られるヤクザ映画の巨匠・深作欣二監督が、'75年に放った東映実録映画シリーズ『仁義の墓場』のニューバージョン。無数の犯罪に手を染め"戦後暴力犯罪史上最も凶暴な男"と呼ばれ、昭和の高度成長期を破天荒に生きた実在のヤクザ、石川力夫の半生を描く。今回、三池監督の手により蘇る新作では、時代設定を現代へと移行するとともに、新たなエピソードが加わっているという。すでに撮影は終了しており、現在は編集作業に入っているとのことだ。
▲「なぜ今、リメイクするのか?」という質問に対し、「自然の流れです。べつに深作さんがそろそろヤバイからやっとくか、みたいなヨコシマな気持ちはないですよ(笑)」と三池監督。
今回のリメイクという作業について監督は、「リメイクしたというよりは、原作から直接おこしたという感じで取り組みました。前作とは、兄弟分のようなものじゃないかな。まったく違う映画として見ていただきたい」と、オリジナル性をアピール。続けて「撮影は、映倫のみなさんを含め、いろいろな方々のご指導があったおかげで、立派な薬物撲滅映画になったなー、と思います(笑)。(劇中では)映倫の方が検閲するのも忘れるぐらい、岸谷は真剣にヘロインを打ちまくってますしね。我々には表現者としての自由がありますんで、入れられるシーンはすべて入れていきたい」と、バイオレンス描写の申し子である三池監督ならではの苦悩をまじえつつ、本作への思いを熱く語った。
服役中の刑務所から飛び降り自殺を図り、その短い生涯に自ら幕を下ろした石川力夫。彼をモデルにした主人公・石松役を演じた岸谷は、「はじめて台本を読んだとき、『こんなヤツいないだろ』と思ったんですが、あとから実在の人物だと聞いてビックリ。それからは、石川力夫という人物像を自分なりにイメージして、役に入っていったんです。顔つきを鋭くさせるために6キロ減量しました。でも、もっとも大変だったのは彼独特の感覚を理解すること。普通の感覚では考えられない行動をとりますからね」と、役作りの苦労を述べた。
▲撮影中は役に入り込み過ぎて、「車の運転中、ちょっと割り込まれただけでも『クラァ!!』って怒鳴っちゃった」と失敗談を披露した岸谷。
▲石松を一途に愛し続ける恋人・智恵子役の有森は、「智恵子さんは私の憧れ。この役は絶対誰にも渡したくない!」と役への思い入れを語った。
「岸谷もスゴイけど、周りの役者もみんなスゴイ。特別なパワー、運命を持った人間が出会って作った映画です。違うチームでは絶対に作れないとにかくスゴイ映画になりますので、期待しててください」と、三池監督が自信を持って贈る『新・仁義の墓場』。深作版とはまた違った楽しみかたができそうだ。
新・仁義の墓場
公開日
2002年夏
劇場
未定
監督
三池崇史
出演
岸谷五朗、有森也実、山城新吾
配給
大映
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