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ニュース ソマリア戦争映画でリドリー・スコット監督ら来日
2002年2月18日
▲左から製作のジェリー・ブラッカイマー、ジョシュ・ハートネット、そして会見中、片時も葉巻を手放さなかったリドリー・スコット監督。
 '93年のソマリア戦争を題材にしたリドリー・スコット監督の最新作『ブラックホーク・ダウン』(3月30日公開/東宝東和配給)。本作の日本公開を前にスコット監督と製作のジェリー・ブラッカイマー、主演のジョシュ・ハートネットが来日し、2月18日に都内ホテルで記者会見を行った。

 『ブラックホーク・ダウン』は、ソマリア国内の部族間闘争に米国が介入したことで始まった"ソマリア戦争"を、生々しく再現した戦争映画。映画的な脚色は極力省かれ、本編のほとんどが激しい市街戦のシーンで構成されている。本作の製作意図について、プロデューサーのブラッカイマーは、「ソマリア戦争はベトナム戦争以来、最大規模の米兵が送られた戦争だ。なのに、当時私たちにはこの戦争の情報が、まったくと言ってよいほど入ってこなかった。ソマリアでいったい何が起きていたのか、いまこそ知るべきだと思ったんだ」と説明した。

来日は『ブラックレイン』('89年)の撮影以来久々だというリドリー・スコット監督。
 また、本作をドキュメントタッチに仕上げた理由について監督は、「みんながよく知らないからこそ、事実を正確に伝えなければならないと考えた。通常、観客は戦争映画から、根底に描かれているメッセージを読みとりたいと思うものだけど、この映画にはそんなものはない。もちろん善悪の判断もない。あるのは"当事国の内紛に外国が介入して良いものなのか"という問いかけのみ。この問題に終わりはない」と語った。

▲『パール・ハーバー』に続き戦争映画に出演したジョシュ。「ボクは平和主義者だから戦争はキライだよ」。
 主演のジョシュ・ハートネットは、前線で初めて指揮をとることになった実在の人物、エヴァーズマン軍曹を演じている。撮影前に米軍におもむき、実際に軍事訓練を受けたというジョシュは、「現実にソマリアへ行った人にもいろいろと話を聞き、その過酷さに驚いた。それに比べたら、映画のなかで戦争を再現するだけのボクらの役目なんて、たいしたことないんだなって思えた。以前は、軍人ってダサい不良だと思ってたけど、いまでは尊敬するほどだよ」と、役作りを通して体験したエピソードを披露した。

 「昨年9月11日に起きた同時多発テロから、人々の関心はさまざまな軍事活動に向いている。現実に、いまもアフガン国内で同じことが起きているんだ。だからこそ、軍事介入の必要性と軍隊の責任について考えてもらいたい」と、これまで娯楽色の強い映画を手がけてきたブラッカイマーが、真摯にアピールする『ブラックホーク・ダウン』。この映画の問いかけに、答えは出せるか?

ブラックホ−ク・ダウン
公開日 2002年3月30日
劇場 日劇1ほか全国東宝洋画系
監督 リドリー・スコット
出演 ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア
配給 東宝東和
公式HP http://bhd.eigafan.com/

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