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ニュース 『GO』が三冠! 第44回ブルーリボン賞授賞式
2002年2月12日
▲後列左から林プロデューサー(『陰陽師』)、スタジオジブリ渡辺制作デスク、山崎努、奈良岡朋子、行定勲監督、アミューズ宮下副社長(『JSA』)、前列左から吉永小百合、天海祐希、柴咲コウ、宮崎美子。
 大手スポーツ新聞の記者から構成される東京映画記者会が、毎年優れた映画作品および監督、キャストに授与するブルーリボン賞が発表され、2月8日にその授賞式が行われた。44回目を迎える今回は、作品賞に『千と千尋の神隠し』が選ばれたのをはじめ、『GO』が監督賞ほか3部門で受賞するなど話題作が出そろい、各作品での受賞者たちがつぎつぎと壇上に登場したのだ。

 直木賞受賞のベストセラー小説を映画化した『GO』は、助演男優賞(山崎努)、新人賞(柴咲コウ)、監督賞(行定勲)の3賞を受賞。行定監督は、「映画作りにおいて、監督はもっとも何もできない人間です。だからこの賞は、『GO』のスタッフ代表としていただいたと思ってます」と感想を語った。

▲『狗神』『連弾』『千年の恋 ひかる源氏物語』と、まったく異なる3役をこなした天海祐希はうれし涙。 ▲「正直言っていままで"賞"に関心がなかった。けど実際にもらうとうれしい」と文字通り正直な柴咲コウ。

 作品賞に選ばれた『千と千尋の神隠し』は、多忙な宮崎駿監督の代理としてスタジオジブリの渡辺制作業務デスクが出席。「アニメ映画の製作は、監督という大きな船の船長の指示のもと、たくさんの人間が黙々と作業して出来上がるものです。それだけに、賞をもらうという評価は本当にうれしいです」と感想を述べ、今夏公開予定の次回作『猫の恩返し』と『ギブリーズ エピソード2』の製作状況が順調であることを報告した。

▲授賞式の司会は、前回『長崎ぶらぶら節』で主演女優賞に輝いた吉永小百合と、『雨あがる』で助演女優賞を受賞した宮崎美子が担当。
 主演男優賞に選ばれたのは、『陰陽師』で映画初主演を果たした狂言師の野村萬斎。この日は公演のために残念ながら欠席となったが、その代わりにビデオレターを上映。「狂言師の立場からしてみれば、テレビや映画に出ることはいわば他流試合。だとしたら、勝って帰らなければと(笑)なんにせよ、賞をもらうというのはひとつの成果。身に余る思いです」と、萬斎流(?)に喜びをあらわにした。

 日ごろ現場で培っている記者たちの厳しい目によって選ばれるブルーリボン賞。評論家とはひと味違う個性的な作品選びに、来年も期待がかかる。

第44回ブルーリボン賞受賞結果
作品賞 『千と千尋の神隠し』
外国映画賞 『JSA』
主演男優賞 野村萬斎(『陰陽師』)
主演女優賞 天海祐希(『狗神』『連弾』『千年の恋 ひかる源氏物語』)
助演男優賞 山崎努(『GO』)
助演女優賞 奈良岡朋子(『ホタル』)
新人賞 柴咲コウ(『GO』)
監督賞 行定勲(『GO』)

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