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ニュース もう1回観るしかない!? 『ゴジラ』最新作徹底紹介(2)
『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』はこうして作られた
2001年12月28日

 迫力の特撮と人間ドラマが見事に融合した『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』。富山省吾プロデューサーへのインタビューでストーリー面の見どころをさぐったあとは、特撮映像の秘密に迫る! 映画を観ただけではわからない、撮影現場の舞台裏を知れば、より一層作品が楽しめることうけあい。というわけで、公開に先駆けて行った撮影所潜入取材のもようを今改めてルポタージュする。キミが観たあのシーンの仕組みが、今解き明かされる!?


 閑静な住宅街のまっただ中にある東宝撮影所。敷地内には無数の撮影スタジオに分かれており、『ゴジラ』シリーズの撮影はその中でも最大規模のスタジオで行われている。

▲ゴジラとキングギドラ、そしてモスラの激闘を撮影。
 潜入取材を敢行した日は、ちょうどクライマックスである横浜市街での戦闘シーンを撮影中。天井に組まれた足場に沿うかたちで組まれたセットに、次々と建築物のミニチュアが設置されている。これからこのセットのなかをゴジラが突き進むとのこと。今回のゴジラは着ぐるみが大型化し、スーツアクターの負担も大幅に増えただけに、実際にどのような動きになっているかが気になるところ。


▲ただ見ているだけでも恐怖を感じる迫力!
 照明やカメラの位置、そしてゴジラの動きを入念にチェックし、いよいよ撮影開始。一面に焚かれたスモークとオレンジ色に調光された照明で炎上する市街を演出する。さらに一部のミニチュアには実際に着火(もちろん防火対策は完璧)。スタジオ内部にたちまち緊張感がみなぎる。

 スタートの合図とともに、セット奥に待機していたゴジラが動きだした。いや、走り出したと言ったほうが正確かも。予想を大幅に裏切るスピードで前かがみになって突進するゴジラ。しかし初代ゴジラをイメージしたデザインのせいか、従来の重量感はまったく損なわれていないのだ。その迫力満点な動きに、見ているだけで圧倒される。

▲精巧に作られた"さつま"のミニチュア。このまま吊り操演にも使える仕上がりです。
▲ミニチュアの撮影データと三面図からCGで再構築していく。
 さらにその後、CGの製作スタジオにも潜入。こちらでは怪獣に驚いて飛び立つ鳥の群れや、ゴジラに破壊される横浜ベイブリッジなど、現実にはなかなか再現できないシーンをCGで作り上げている。折しもこの日は、クライマックスである特殊潜航艇"さつま"による攻撃シーンを製作していた。

 まずは"さつま"のミニチュアから、正確な3Dデータを構成。さらに水泡や光のエフェクトを作成し、撮影現場で撮られたシーンと合成していく。すると見事に、海中をゴジラに向かって突き進む2隻の"さつま"が完成するのだ。口で言うのは簡単だが、たとえばベイブリッジ破壊のシーンで、飛散するワイヤーの1本を再現するために数日を費やしたりと、その苦労は並大抵のものではない。

 これらの作業と、出演者たちが演じるドラマパートが無理なく融合することで、1本の『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』という特撮作品が完成したのだ。


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