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ニュース 第2回東京フィルメックス グランプリ決定
2001年11月26日
 11月18日から26日まで9日間に渡って開催中の『第2回東京フィルメックス』で25日、コンペティション部門の授賞式が行われ、韓国から出品されたロードムービー『フラワー・アイランド』が、みごと最優秀作品賞に輝いた。

 授賞式では、『フラワー・アイランド』を撮ったソン・イルゴン監督に代わって、監督の友人であるイ・チョンヒさんが出席。監督からのメッセージを読みあげた。「今回は『フラワー・アイランド』の韓国での公開日と重なり、出席できないのがとても残念です。東京フィルメックスは、新しい才能を発掘する映画祭と聞きました。そのような場で、私の作品が評価されたことをとてもうれしく思います。日本でこの映画が一般公開される日を楽しみにしています。ありがとうございました」。

▲日本でもすでに人気の高いイラン映画の新鋭アボルファズ・ジャリリ監督は、2部門を受賞。
 そのほかでは、イランのアボルファズ・ジャリリ監督の『少年と砂漠のカフェ(原題:デルバラン)』が、準グランプリにあたる"審査員特別賞"と、上映前の注目度の高さを対象にした"So-net MOVIE特別賞"をダブル受賞。賞を受け取ったジャリリ監督は、「日本滞在中は、取材で毎日のようにアフガニスタン問題についてコメントを求められました。みなさんは、イランも危険な国だと思われていますが、決してそのようなことはありません。この映画を観て、イランが気に入ったら、安心してイランに遊びにきてください」と、コメントした。


▲観客賞の『血と砂』で受賞に現れた佐藤允。故・三船敏郎との思い出を熱く語った。
 また、本映画祭には一般の観客が投票する"観客賞"が設けられており、特集プログラムで上映された岡本喜八監督の『血と砂』('65年)が、みごと観客の評価を得て受賞を果たした。監督の代理として授賞式に現れた本作のキャスト佐藤允は、「今朝、受賞の知らせを聞いて、この映画の主役を務めた三船敏郎さんのお墓を詣てきました。墓前で受賞の報告すると、『ああ、そうか、そうか、よかったな。まあ飲もうよ』という声が聞こえてきました。うれしくて胸がつまり、これ以上何も言えません」と、喜びをあらわにしたのだ。

 授賞式も無事終了し、残すは最終日のクロージング作品『息子の部屋』の上映を残すのみとなった『第2回東京フィルメックス』。決して派手ではないが、新進監督の発掘を主目的としたクオリティの高い映画祭だけに、来年の開催にも期待したい。


『第2回東京フィルメックス』受賞作品
最優秀作品賞『フラワー・アイランド』(ソン・イルゴン監督/韓国)
審査員特別賞『少年と砂漠のカフェ』(アボルファズ・ジャリリ監督/イラン)
観客賞『血と砂』(岡本喜八監督/日本)
So-net MOVIE特別賞『少年と砂漠のカフェ』(アボルファズ・ジャリリ監督/イラン)

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