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ニュース 『千と千尋〜』が興業収入記録更新! さらに海外へ!!
2001年11月13日
▲左から東宝・松岡会長、宮崎監督、アルパート局長。
 9月26日に国内観客動員記録を公開後69日という短時間で更新(→関連記事)した『千と千尋の神隠し』が、こんどは興業収入でも日本新記録を達成(11月10日現在)。11月13日、都内ホテルにて宮崎駿監督と配給元の東宝・松岡功会長、そしてスタジオジブリ海外事業局長スティーブン・アルパートらが記者会見を開き、記録の報告と今後の海外展開の説明を行った。

 現在までの日本映画における最高興業収入は、『タイタニック』が約480日のロングラン上映で樹立した260億円。しかし『千と千尋の神隠し』は、公開後わずか114日間で260億円を突破し、いまだに成績を伸ばしている(11月11日の段階で262億超)。さらに本作は来年以降のロードショーもすでに決定。また海外での配給・上映も「12月15日に香港、12月27日にシンガポール、12月29日に台湾、そして来年1月16日にはフランスで上映が開始します。アメリカに関しては現在交渉中」(アルパート局長)と、まさに絶好調だ。

▲不思議な異世界に迷い込んだ少女・千尋の姿を活き活きと描く『千と千尋の神隠し』。

 この快挙に東宝の松岡会長は「9月の時点で観客動員数の新記録を更新したという発表をさせていただきましたが、そのとき諸先輩方から『東京オリンピックの関連上映のほうが上』とご指摘いただきまして(笑)、事実その通りだったのですが、このたび興業収入と同時に動員記録も名実ともに更新しました。『宣伝その他の効果』とよく言われますが、そういったものはあくまでサポートで、要因は作品そのものの魅力だと考えています」と祝辞を贈った。

▲「当時のスタッフたちは世界に誇れるレベルだったと思う」と満足気な宮崎監督。
 宮崎監督は「正直どうしてヒットしたのか、これだけの記録が達成できたのかはわかりません。ただ、これでいい気になるのはやめようと思っています。ただひたすらに、観てくれた子供たちが楽しんで、そしてその子がいつか親になったときに自分の子供に観せたくなるような映画を作ることだけを心がけたいです」とコメント。宮崎監督自身の映画作りにかけるひたむきな姿勢をうかがわせた。

 海外配給については、前作『もののけ姫』のアメリカでの興業成績が今ひとつふるわなかったこともあり、『千と千尋の神隠し』がどれだけヒットするかが注目されるが、宮崎監督は「ある意味映画はインターナショナルなものではないと思っていますから。少数でも理解してくれる人がいればそれでいいし。フランス映画みたいに自分たちが誇りに思えればいいんじゃないかと(笑)」とコメント。海外でのニーズに左右されることなく、あくまで自分の作風を貫くようだ。

 気になる次回作については「今回も本当にしんどくて、まわりにも色々迷惑をかけて『こりゃどうにもならん』と思ってました。でも、うち(スタジオジブリ)の若い監督たちの様子を見ると、2004年の夏ごろには次の作品をお見せできるかも」(宮崎監督)と気になる発言。さらに「その時点の子供たちに語りかけられるような、シンプルで根元的な作品を作りたい。そのために残された時間を使いたいですね。僕自身が監督をやるかどうかは別問題ですけど」と次回作の構想を語った。

 数々の日本記録を塗り替え、さらに興業成績を伸ばし続ける『千と千尋の神隠し』。今後の狙いは世界記録か!?

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(C)2001 二馬力・TGNDDTM

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