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ニュース 大魔人も祝福! 東京国際映画祭グランプリ発表!!
2001年11月4日
▲9日間に渡って14本の作品を審査した豪華審査員と受賞者たち。駆け付けた石原都知事といっしょに、華やかに閉幕。
 10月27日から9日間に渡り開催されてきた第14回東京国際映画祭が11月4日に最終日を迎えた。この日、本映画祭のメインプログラムである"コンペティション部門"の授賞式が、クロージングセレモニーとともに執り行われ、アルバニアの『スローガン』が最高賞である東京グランプリを含む3部門を受賞した。

 授賞式には、期間中14本の作品を審査したノーマン・ジュイソン審委員長をはじめとする審査員たちのほか、スペシャルプレゼンターとして、メジャーリーガーの佐々木"大魔人"主浩選手と石原慎太郎東京都知事が出席。つぎつぎと発表される受賞作品の関係者にトロフィーの贈呈を行い、セレモニーを盛り上げた。

▲スペシャルプレゼンター、シアトル・マリナーズの佐々木投手からグランプリのトロフィーと賞金500万円が手渡された。
 東京グランプリを獲得した『スローガン』は、独裁政権下にあった'70年代後半のアルバニアを舞台に、小学校の先生と生徒の関係を通じて政治や社会のあり方を描いた人間ドラマ。本作はグランプリのほか、最優秀監督賞(ジェルジ・ジュヴァニ監督)と最優秀主演女優賞(ルイザ・ジュヴァニ)も同時に受賞。授賞式には代表として、本作の主演アルトゥル・ゴリシュティが登壇し、「この賞はアルバニアのすべての人々に贈りたいと思います」と受賞の喜びを語ったのだ。

 また、イスラム圏からの出品となった『月の光の下に』が、審査員特別賞(準グランプリ)と最優秀監督賞をダブル受賞。イラン出身のレザ・ミル=キャリミ監督が、つぎのような受賞コメントを残した。「現在、世界中のイスラム教徒が暴力的だと誤解を受けていますが、本来イスラム教とは平和的な教えなのです。いまこうしているあいだにも、罪のないアフガニスタンの仲間たちが死んでいることを考えると、辛い気持ちになります。テレビの情報を見るまえに、この映画で真のイスラム諸国を見てほしい」。

▲授賞式後の会見で。左からホ・ジノ監督(『春の日は過ぎゆく』)、アンドリュー・ハワード(『殺し屋の掟』)、アルトゥル・ゴリシュティ(『スローガン』)、レザ・ミル=キャリミ監督(『月の光の下に』)、横田与志(『化粧師』)
  なお、東京グランプリと最優秀監督賞の2賞は、同時に東京都知事賞にもあたる。賞の授与を行った石原都知事は、「来年もこの会場から世界へ向けて素晴らしい映画を紹介できることを楽しみにしています」と挨拶し、授賞式を締めた。


第14回東京国際映画祭 コンペディション授賞結果
■東京グランプリ 『スローガン』
■審査員特別賞 『月の光の下に』
■最優秀監督賞 レザ・ミル=キャリミ(『月の光の下に』)
ジェルジ・ジュヴァニ(『スローガン』)
■最優秀脚本賞 横田与志(『化粧師-KEWAISHI』)
■最優秀主演女優賞 ルイザ・ジュヴァニ(『スローガン』)
■最優秀主演男優賞 アンドリュー・ハワード(『殺し屋の掟』)
■最優秀芸術貢献賞 『春の日は過ぎゆく』


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