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『フル・モンティ』の監督が新作とともに来日 |
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| 2001年11月2日 |
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| ▲デビュー作がいきなりアカデミーの栄誉に輝いてしまったピーター・カッタネオ監督。「あのころは何が起きたんだがサッパリわからなくて、まるでジェットコースターに乗ってるようだった」 |
リストラされた中年男性たちがストリップショーで一攫千金を狙うというコメディ『フル・モンティ』のピーター・カッタネオ監督が、最新作『ラッキー・ブレイク』を携えて東京国際映画祭に見参。11月2日に、映画祭の会場で記者会見を開いた。
カッタネオ監督といえば前出の『フル・モンティ』が、デビュー作にして'97年度のアカデミー賞で4部門にノミネートされたうえ、みごと最優秀作曲賞を受賞するという輝かしい経歴の持ち主。しかし、監督自身はこのことが結構悩みの種だったという。
「『フル・モンティ』の成功は、ボクに素晴らしい経験をもたらしてくれた。そのおかげで、今回の『ラッキー・ブレイク』も企画から監督、製作までひとりでこなすことができたんだから。初対面の人もボクが『フル・モンティ』を撮ったと知ったとたんに顔色が変わるしね。でも、ボクは一生"『フル・モンティ』の監督"って言われ続けるのが怖いんだ。今回の『ラッキー・ブレイク』に出演してもらったクリストファー・プラマーも『サウンド・オブ・ミュージック』の役者って言われるのは、もうウンザリって言ってたよ(笑)」
その名優プラマーも嬉々として出演を承諾したという本作『ラッキー・ブレイク』は、脱走を企てる囚人の一味が、刑務所内で催されるミュージカル公演を利用して計画を実行に移すまでの大奮闘を描くドタバタコメディ。"厳重警備"、"脱走"、"ミュージカル"の3要素をキーワードに、監督自らアイディアを練ったという意欲作だ。前作『フル・モンティ』のシチュエーションが"失業中"だったことに対し、今回は"刑務所"が舞台。つまりどちらも"逆境"をベースに、その中から生まれるユーモアを描いている。このことについて監督は、「サバイバル・スピリットをテーマに物語を作っていきたいんだ。倒されても、倒されても立ち上がるっていう人間の持つ能力の部分をね。でも、立ち上がるためには何かないとダメ。それが笑いなんだよ。辛い環境に置かれたときこそ笑ってなきゃ、ほかに泣くしかないでしょ」と、自らの映画作りのテーマについて語った。
監督も「『フル・モンティ』以上のデキ」と太鼓判を押す『ラッキー・ブレイク』。映画祭では11月3日に特別招待作品として上映されるが、一般公開は2002年春を予定している。
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