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ニュース 10年ぶりの劇場版新作『∀ガンダム』で富野監督ら登場!
2001年10月29日
▲左から、ハリー役・稲田徹、キエル&ディアナ役・村田秋乃、監督の富野由悠季、ロラン役・朴ロ美、ソシエ役・高橋理恵子、グエン役・青羽剛。
 世紀末(2000年)にテレビ放映され、斬新なデザインで多くのアニメファンの度胆を抜いた『∀ガンダム』が、劇場新作アニメとなり東京国際ファンタスティック映画祭(東京ファンタ)で公開された。今回の映画化は、『I 地球光』と『II 月光蝶』の前後編2部構成で、東京ファンタではその前編にあたる『∀ガンダム I 地球光』を上映。開始前には、監督である富野由悠季監督とメインキャストの声優陣が舞台挨拶に登場した。

 今回の映画化について、「なんで自分は、テレビ版を再編集するような映画しかできないのかと悩んでいた」という富野監督だが、この映画祭でひょんなきっかけからその悩みは解消したという。

▲富野監督、実に10年ぶりの映画作品。会場には、この日を心待ちにしていた数多くの富野監督ファンが集った。
 「(本日上映された)再編集版の『地獄の黙示録』を観せていただいてわかった」と富野監督。監督の言う『地獄の黙示録・特別完全版』は、もともとの作品に53分の未公開シーンを加えた再編集版だが、3時間26分の大作として見事生まれ変わっており、再編集することの意義を実証している。「見終わったあとに自分はこの映画を超えるために映画版の『∀ガンダム』を編集したんだと実感しましたね(笑)」という富野監督。『∀ガンダム』は前後編合わせると4時間20分以上の大作で、上映時間では確実に『地獄の黙示録』の3時間26分を大きく超えているのだ。

 さらに富野監督は、「映画制作の側からみたらアマチュア仕事とも思えるテレビ版の作品を、構成を変えて映画にしていくということは、その行為自体がファンタジーではないかと思っています」と、今作の仕事の特殊性を振り返って語った。最後には、「この場を与えていただいて、みなさんに観ていただくことでこの作品は初めて映画になるのです。そしてできることなら、『地獄の黙示録』を(真の意味で)超えるような作品になってほしいです」と、この映画への大きな期待を示した。

▲昨年の5.1chDVD仕様の『劇場版ガンダム・I 特別版』に引き続き、2年連続参加の富野監督。もちろん、サインも2年連続。
  各キャラクターを演じた声優陣も「自分の出演している作品なのに、感動して泣いてしまいました」(ロラン役・朴ロ美)。「正義のために戦うことを考えさせられました」(キエル&ディアナ役・高橋理恵子)。「暖かく、優しくて、素敵な作品」(ソシエ役・村田秋乃)など、各々の持つ『∀ガンダム』についてコメントしていた。

 なお、本作品は、前後編の上映スケジュールが曜日で入れ替わる、サイマルロードショーとして、来春全国一斉公開される予定だ。


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