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ニュース 宮沢でなければ映画はなかった……遊園驚夢、初上演
2001年10月27日
▲「この作品は私にとって大きな挑戦となった」と宮沢。共演したジョイ・ウォンの印象は「背が高くスリムで存在感の合る人。そしてとても声がきれい」
 今年6月に開催されたモスクワ国際映画祭で宮沢りえが最優秀主演女優賞を見事受賞したことで話題となった香港映画『遊園驚夢』が、東京国際映画祭の特別招待作品として初日にお目見えした。

 『遊園驚夢』は、『美少年の恋』をはじめ繊細な恋愛映画を得意とするヨンファン監督が監督、脚本を担当した作品。宮沢はヨンファン監督の熱烈なラブコールを受け、中国人の昆劇歌手役を見事演じきり、国際的な評価を受けた。また、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』などで日本においてもおなじみの女優ジョイ・ウォンが、宮沢演ずるジェイドと微妙な友情関係の間柄となる従姉妹・ラン役として、8年ぶりにスクリーンに戻ってきたことでも話題になっている映画だ。

 今回の東京国際映画祭での上映に際しては、宮沢をはじめ監督のヨンファン、共演のジョイ・ウォンが揃い踏み。上映前に行われた記者会見と舞台挨拶に臨んだ。会見では、ヨンファン監督が「『遊園驚夢』は香港の撮影クルーと、日本の美しい女優(宮沢)、台湾の才能ある女優、そして中国本土での撮影、タイでのポストプロダクション作業によって完成したんです」と語り、映画が中国の領域を出てアジアというスケールのなかで作られたことを強調した。

▲終始にこやかで物腰柔らかな口調のヨンファン監督。「たくさん質問していただきたいので手短に答えますね」と記者団を気遣う一面も ▲8年ぶりにスクリーン登場となったジョイ・ウォン。今回の東京映画祭では、コンペディションの審査委員も勤める

 宮沢は、苦労について「撮影前の不安や緊張感は日本で撮る映画の10倍も20倍もありましたが、監督の熱意がエネルギーに変わり、怖いもの、不安が一気に取り除かれました」と語った。そんな宮沢に対し、ジョイ・ウォンも「私も日本映画に出た経験があるから苦労はわかるけど、中国語で演じきったりえさんはすごい。さらにその演技がモスクワ国際映画祭で認められてすごい」と、共演者の演技を称えた。ヨンファン監督も中国人の役にあえて日本人の宮沢を抜擢したことについて「中国、台湾中を探したが見つからなかくて困っていたときに、宮沢の写真を見てエネルギーを感じたのがきっかけ。会ってみてその想いはさらに強くなった。彼女しかいない、彼女じゃないと、この映画はできないとさえ思った」と宮沢に対する強い想いを明らかにしたのだ。

▲舞台挨拶では、サービス精神旺盛だった3人のパフォーマンス。会場は歓声と拍手の嵐
 舞台挨拶には、この日のために監督に作ってもらったというチャイニーズドレスで宮沢が登場。またジョイ・ウォンも映画での役のイメージに合わせて男装の麗人風のタキシード姿で壇上にあがった。ヨンファン監督とともに3人仲良くポーズを取り、多く詰め替えたファンの声援にこたえ舞台袖に。その後、日本での初上映となった。


【作品紹介】
東京国際映画祭直前スペシャル『遊園驚夢』

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