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「広い世界を見よ」映画『GO』完成披露で窪塚咆える
2001年9月21日
▲完成披露で再び集結した『GO』ファミリー。左から行定監督、山崎努、窪塚洋介、柴咲コウ、大竹しのぶ、金城一紀。
在日韓国人の作家・金城一紀による直木賞受賞小説を映画化した『GO』(10月20日より全国東映系にて公開/東映配給)が、ついに完成。一般公開に先立ち9月20日、銀座・丸の内東映にてスタッフおよびキャストを招いた完成披露試写会が開催された。当日は、主演をつとめた窪塚洋介をはじめ、柴咲コウ、大竹しのぶ、山崎努らの出演者と、行定勲監督、それに原作者の金城一紀が登場。それぞれ、本作完成の喜びなどを語ったのだ。
本作『GO』は、在日韓国人の高校生・杉原が、アイデンティティに目覚めていく様と恋愛とをポップに描いた青春映画。原作は、執筆した金城自身の実体験を基に書かれており、思い入れも深いという。「このあいだ試写を観たのですが、もしも、この映画がヒドイものであったら、ボクは今日ここにはいませんでした。個々のキャラクターの魅力はまさに国境を超えていて、素晴らしい作品になったと思います」と、映画の出来栄えに満足している様子。
▲「テロは絶対に許せない行為だけど、戦争も絶対反対!」と集まったファンに力強く訴えた窪塚洋介。
▲「これまでは先入観で物事を判断してた。この映画は、自分で考えるキッカケを与えてくれた」柴咲コウ。
また、国籍問題を抱える在日韓国人という複雑な役を演じた窪塚は、この作品から多くのことを学び、そして考えさせられたという。「撮影中、自分って何だろう、国ってなんだ? ってことをずっと考えてました。みなさんも、この映画が自分はもちろん、家族や友だちや恋人のことなど、何かを考えるキッカケになればいいと思います。ボクはこの作品に出会えて、大いに成長した気分です」。
そんな窪塚扮する主人公の両親役を演じているのが、大竹と山崎。このふたりも原作の金城同様、完成品の出来に満足し、舞台挨拶への出席を決意したとのことだった。「たまに、自分の出た映画の舞台挨拶で、"素晴らしい映画です"って言っておきながら、そのあと実際にその作品を観て"たいしたことないじゃん"、って思ったりすることがあるんです。けど、この映画は絶対そんなことないです」(大竹)
▲劇中では、気っぷのいい母親を演じている大竹しのぶ。「山崎さんって怖い人かと思ってた!」
▲杉原に多大な影響を与える偉大(?)な父親役の山崎努。普段、舞台挨拶には滅多に出ないとか。
米同時テロ事件発生以後の混沌とした世界と、国籍という"個人対国家"を描いた本作とは、決して遠い関係ではない。これをふまえ、挨拶の最後に窪塚はつぎのようなメッセージを残し場を結んだ。
「今回、アメリカが顔面パンチを喰らった。でもだからって、また顔面パンチを返すのは正しいことだとは思えない。それをする前に、まず相手と話し合わなきゃいけないと思う。そのためには、いろんな考え方やモノの見方をしなくちゃダメだ。この映画のなかに、山崎さんの言うセリフで『広い世界を見るのだ』というのがあるんだけど、この意味は、いろんな価値観を持て、っていうことだと思う。みんながそうすることで、物事を上手に判断できるようになれば、もっといい世の中になっていくと思う」(窪塚)
GO
2001年10月20日より丸の内東映ほか全国東映系にてロードショー(日韓同時公開)
監督:行定勲/出演:窪塚洋介、柴崎コウ、山崎努/配給:東映
中学まで民族学校に通っていた"在日"の杉原(窪塚洋介)は、広い世界が見たくなり意を決して入学した高校で、今年3年生になった。現在、将来の夢どころか進路も決まってなく、毎日を仲間と楽しく過ごしている。そんな杉原の前にある日、ものすごい美少女、桜井(柴崎コウ)が出現。ふたりは即刻恋に落ちた。その後、何度かデートを重ねたのち、杉原は桜井の両親に紹介されることになり……。
公式サイト:
http://www.go-toei.com/
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