ファミ通.com ENTERTAINMENT
CONTENTS
GAME ENTERTAINMENT
SHOPPING
ニュース 『サクラ大戦』いよいよ劇場用アニメに!!
2001年6月25日
 '96年のゲーム第1作以来、テレビアニメや舞台劇など、さまざまなメディアに進出してきた『サクラ大戦』が、『サクラ大戦 活動写真』と題してついにスクリーンへ! 6月25日、東京・帝国ホテル"桜の間"にて製作発表記者会見が開催された。

 『サクラ大戦 活動写真』は、2001年12月公開予定の劇場用アニメ映画。ストーリーの舞台はゲーム版第1作および第2作の"太正時代"の帝都・東京だ。登場キャラクターはセガサターン&ドリームキャストで発売されたゲーム『サクラ大戦2〜君、死にたもうことなかれ〜』の設定となっている。

▲「帝国ホテルの桜の間で会見するのも夢だった」と広井王子。
 『サクラ大戦』シリーズの生みの親、広井王子は「映画化は長年の夢でした。しかも2歳のときから東映のアニメ作品を観てきた私としては、東映のロゴマークのあとに自分の名前が出てくるという状況は非常に光栄です」と感慨深げだった。

 各シリーズ共通して音楽を担当し、映画の音楽も手がけることとなった田中公平は「『サクラ大戦』は、自分で言うのも何ですが音楽の魅力も大きいと自負しています。さらに今回はちょっと変わったスタイルで録音しようと思っています」と切り出し、7月8日に音楽ホールで公開録音を行い、その音をそのまま劇中で使用することを発表した。

 アニメーション制作を行うプロダクション・IGの石川社長は「我々はゲーム版のアニメパートを作ってきましたが、劇場アニメ化は絶対不可能だと思っていました。でも、いまのところ2Dと3DCGを150パーセント融合させていると確信しています」と絶対の自信をのぞかせた。また、製作に携わる角川書店の角川歴彦社長も「これでつまらなかったら、日本のアニメはもう終わったと言っても過言ではない」と断言した。

▲「映画化は私の、そしてスタッフ全員の夢です」と語る横山智佐。
 続いて登場したのは、作品中のキャラクターに扮した声優陣。主人公・真宮寺さくらの声を演じる横山智佐は「ゲームをはじめ舞台やアニメに挑戦してきましたが、満足できた点、力不足だった点、色々あります。その集大成をお見せしたいです」と意欲を語った。

 なお、この劇場アニメやゲームの続編だけでなく、毎年恒例の"歌謡ショウ"も8月10日〜8月18日に開催。今回は泉鏡花の『海神別荘』をモチーフにした舞台とのこと。さらに8月13日には同じ会場で、『サクラ大戦3』に登場する"巴里花組"のミニライブショウが開催されることも決定。こちらも目が離せない!

 ちなみに、この日の会見では気になるゲーム最新作の発表も行われた。詳細は関連記事を参照のこと。

【関連記事】
セガ、『サクラ大戦4』をドリームキャストで2002年春に発売決定![Game]

『サクラ大戦 活動写真』2001年12月より全国にてロードショー 東映配給 
監督:本郷みつる 原作:広井王子/声の出演:横山智佐、富沢美智恵、高野麗ほか
 劇場版『サクラ大戦』はドリームキャスト用ゲーム『サクラ大戦3』とおなじ時間軸で進むオリジナルストーリー。フランスの巴里歌劇団に隊長・大神中尉を派遣した帝国歌劇団花組。その彼女たちのもとに元星組隊長のラチェット・アルタイルが配属される。徹底した合理主義者のラチェットとさくら達隊員の確執が深まるあいだにも、降魔軍団の襲撃は止むことはない。全く息の合わない花組に帝国歌劇団不要論も囁かれ、さらに未曾有の危機が襲来する!

(C)2001 SEGA・RED/「サクラ大戦 活動写真」製作委員会

エンターテイメントTOPに戻る


FAMITSU.com ©KADOKAWA CORPORATION 2015 ファミ通.comに使用されている画像は全て著作権管理ソフトで保護されています。無断で転載、加工などを行った場合、処罰の対象となることもございます。