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次回作の構想も!? 押井守が渋谷でトークショーを開催 |
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| 2001年4月26日 |
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4月25日、フルデジタルアニメーション映画『BLOOD
THE LAST VAMPIRE』のDVDが発売されたのを記念し、東京・HMV渋谷で同作品に企画協力として参加した押井守監督と、製作に加わったCGアーティスト、ハヤシヒロミのトークショーが開催された。
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| ▲「映画って終わりがない表現だよね」と押井守が語れば……。 |
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| ▲「続いていく仕事があるのはうらやましいですよ」とハヤシヒロミが返す。 |
全編にわたりセル画を一切使用せず、現実に迫る臨場感を実現した『BLOOD
THE LAST VAMPIRE』。製作者側の考えかたも変化したと思われるが、押井監督は「ふつうのセルアニメとの違いはあまり感じない。作ってるほうとしてはずっと前からデジタル指向だったから。表現手法が変わりつつあるという実感は正直ないね」と意外なコメント。ハヤシヒロミも「いつもはひとりで作るから、大勢の人といっしょにやる点では新鮮さはあったけど、ほかはいつもと同じ」と発言。最先端のクリエイターたちは、すでに以前からデジタル映像作品の製作手法を模索していたようだ。
とは言え、実際に製作するとなると、さまざまな苦労があるもの。ハヤシヒロミが「デジタルは完成度を上げようと思うと、いくらでもやることがあるからキリがないですね」とこぼすと、押井監督も「僕の場合はふつうの映画でもそうだけどね(笑)。それを終わらせるのが監督の仕事だけど、なかなかできるものじゃない」と明かした。
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| ▲「押井さんの映画は長回しのカット多いですよね」(ハヤシヒロミ)「う〜ん、短く作れないんだよぉ」(押井) |
押井守は企画段階で設定やストーリーなどを練った立場だが、ハヤシヒロミが「もし押井さんが監督だったらどうなってました?」と水を向けると、「あー、全然違ってたはず」と驚きのコメント。「いや、作る人によって変わるのは当たり前だし、そうじゃないとダメだと思うけどね。でも、たとえば今回のアニメでは、ヒロインの小夜は決して人間を殺さない。でも彼女は"怒り"や"憎悪"のシンボルなんだから、人間を斬り殺してもいいんじゃないかなぁ」(押井)と、表現に関しての意見が飛び出した。さらに「殺陣がキレイすぎるよね。人間以外のモノを倒すための剣術っていう、いままで誰も見たことがないチャンバラもデジタルならできたはずだよ」(押井)と鋭い批評も。小夜について"こんなに愛着を持ったキャラクターはいない"と公言する監督ならではの発言となった。
気になる押井監督の次回作については「歳のせいか、どんどん作品が長くなっていくんだよね。次は早くて2004年春ごろかな。あ、でも多分ムリ(笑)」という心細いご返事。内容に関しては「まぁわかる人はネットとかでわかるでしょう。そう、アレですよ」と匂わせる程度に留めた。
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| ▲寺田克也の美麗なイメージイラストも展示。 |
なお、この日は東京・秋葉原でもDVD購入者を対象にした抽選会、そして劇中のワンシーンや設定画の展示会を同時に開催。こちらも好評を得ていた。
あのジェームズ・キャメロン監督も「デジタルアニメーションのトップクオリティとは、この作品であることを世界は知るだろう」という最大級の賛辞を送った『BLOOD
THE LAST VAMPIRE』。次回作で押井監督がどんな新境地を見せるか、いやがうえにも期待は高まる。
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