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ニュース ケーブルレスの環境はすぐそこに "Bluetooth Expo"開幕
2001年4月24日
▲あらゆる家電やデジタル機器に搭載が見込まれるブルートゥース。5年後には世界で数億台の対応製品が出るという予測も。

 4月24日から千葉の幕張メッセにて、最先端のワイヤレス技術"Bluetooth(ブルートゥース)"の技術紹介や情報交流を行う"Bluetooth Expo2001"が開幕した。会場には、ブルートゥースのモジュールや関連製品などが多数展示。そのなかで注目の展示品をいくつかピックアップしてみたぞ。

▲手ぶら通話が可能な"i2me"。10メートル程度ならばクリアな通話が可能。
 ブルートゥース機器の開発・製造を展開しているジャパン・トータルデザイン・コミュニケーション(JTDC)は、すでに商品化を決めている携帯電話用ワイヤレスイヤホンマイク"i2me(イッツ・ミー)"を出展。実際に携帯電話とi2meを用いてワイヤレスの通話が体験できるデモを行っていた。当初3月の発売を見込んでいたが「発売は夏ごろになりそう」(JDTC 担当者)とのこと。しかし、そのぶん小型、軽量化が図られた模様だ。

▲ザウルスMI-E1にCFカード型ブルートゥース機器を取り付けワイヤレスでホームページ閲覧。
 シャープは、コンパクトフラッシュ(CF)カードタイプのブルートゥースユニットを出展。同社のPDA"ザウルス"に搭載して、ISDN回線が繋がれているモデムステーション経由での無線インターネット接続を実演していた。こちらも夏ごろには登場する見込みで、家庭内に設置するモデムステーションのほか、プリンターやデジタルカメラといった周辺機器とのワイヤレス接続が想定されている。シャープでは、主にザウルスを中心としてブルートゥースの商品展開を図る方針のようだ。

▲ハンドルから手を離さずに通話ができるケンウッドのブルートゥースカーオーディオシステム。
 ケンウッドは、乗用車に搭載するカーオーディオと、携帯電話をブルートゥースで繋いだハンズフリーホンシステムを展示。車での携帯電話使用は禁じられているが、ハンズフリーならばオーケー。現在は有線のイヤホンマイクなどの利用者が多いが、このシステムは、車内に搭載されているスピーカーとマイクで会話を行ってしまうというもの。ケンウッドブースでは、実際に会話も体験できるようになっていた。まだ商品化の予定はないが、今後カーナビゲーションなどとの連動も含めて開発が進められていくという。

▲来場者の注目を集めたブルートゥース搭載リナックスウォッチ。
 IBMが出展していたのは、ブルートゥースモジュールと大型液晶画面を搭載した腕時計のモックアップ。これは、「もっとも身近な携帯ツール」(IBM 担当)の腕時計とさまざまなブルートゥース周辺機器をワイヤレスで接続してしまおうというものだ。担当の話によると、PDAや携帯電話に入力したスケジュールを腕時計の画面やバイブレーションなどで知らせてもらったりとか、自動販売機にこの腕時計をかざすだけでジュースが購入できたり、車に乗るだけで自動的にシート位置をベストな位置に変えてくれるなど、さまざまな用途での利用が想定されているとのこと。なお、この腕時計にはパソコン用OSのリナックスが搭載され、豊富なリナックスアプリケーションを使用することもできるという。

 ほか、すでにブルートゥース機器の販売を行っている東芝がノートパソコンとプリンターのワイヤレス接続デモを行っていたほか、TDKもPCカードタイプ、USBタイプ、CFカードタイプとさまざまな形のブルートゥース製品のモックアップを展示していた。

 どのブースでも「ブルートゥースのチップ(モジュール)自体が高価」「まだ形が大きい」といった声が聞かれたが、一致した意見は「1〜2年で必ず普及する」。確かに、展示会を重ねるたびにモジュールは小型化が図られており、登場する対応製品のバリエーションも増えてきている。あとはどれだけユーザーにマッチした製品が開発できるのか、メーカーのアイデア勝負となっていきそうだ。なお、"Bluetooth Expo2001"は26日まで開催している。

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