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ベルリンから凱旋! 『日本の黒い夏−冤罪−』試写会 |
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| 2001年3月22日 |
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3月21日、映画『日本の黒い夏−冤罪−』(3月24日より渋谷東急3ほかで全国ロードショー)が、第51回ベルリン国際映画祭でみごと"ベルリナーレ・カメラ賞"を獲得したのを記念して、都内の劇場で凱旋試写会が開催された。舞台挨拶には熊井監督をはじめ、寺尾聰、中井貴一、細川直美、遠野凪子ら俳優陣が参加。作品に対する思いを語った。
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| ▲左から細川直美、中井貴一、製作総指揮の中村雅哉氏、熊井監督、寺尾聰、遠野凪子。 |
"ベルリナーレ・カメラ賞"は、映画界に多大な貢献を果たした人にのみ与えられる栄誉ある賞。社会が抱える問題を鋭くえぐり出す大作を数多く生み出し、ベルリン国際映画賞にも過去6度出品している熊井監督の業績をたたえて授与されたのだ。
受賞について熊井監督は「なかなか歓迎されない作品ばかり作っていますから、向こう(ベルリン)で上映してくれただけでもありがたい。黒澤(明)監督も受賞された伝統ある賞をいただけたことは非常にうれしいです」と喜びをあらわにした。
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| ▲「俳優ではなく、ひとりの人間としてやりがいがある役」と寺尾聰。 |
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| ▲「信じてくれる人がいる、ということはとても大切」と語った中井貴一。 |
今回出品した『日本の黒い夏−冤罪−』は、日本を恐怖と混乱の渦に巻き込んだ"松本サリン事件"を背景に、何の罪もない一般市民が、マスコミと国家権力によって冤罪に陥れられるさまを描いた社会派ドキュメンタリー。いわれなき疑惑に苦しむ男、神部俊夫を演じた寺尾聰は「実在の被害者を演じることにはすごく抵抗があった。自分も事件当時は誤った情報を信じていましたので。大変でしたけど、いまは終わってホッとしています」と、役柄の難しさを語った。
事件の裏に隠された暗部を追求するジャーナリスト、笹野役の中井貴一は「冤罪事件は誰の身にも起こりうる恐怖。そんなとき自分ならどうするかを考えながら演じました。松本サリン事件を風化させずに、個人がなすべき義務を果たす大切さを考えてほしい」と訴えた。
重いテーマを扱いながらも、監督や細川直美らが「エンターテイメントとして完成された作品。若い人にぜひ観てほしい」と語ったように、映画としての魅力もそなえた『日本の黒い夏−冤罪−』。海外でも高い評価を得たこの作品が、日本でどのような評価を受けるか注目したい。
【MOVIEピックアップ 『日本の黒い夏−冤罪−』】
http://www.famitsu.com/entertainment/soft/2001/03/19/movie04.html |
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