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ニュース NTT東日本の超高速ネットワーク、渋谷で実験開始
2001年1月25日
バイポータブル説明
▲バイポータブルの利用イメージ。屋内に基地局を設置し、無線でパソコンやモバイル端末をつないでいる。
 NTT東日本は1月25日、光ファイバーと最新の無線技術を利用したブロードバンドサービス"Biprotable(バイポータブル)"の概要を発表した。同社では、2001年3月から8月までの間、東京・渋谷駅周辺エリアを中心に、モニターや一般ユーザーに向けた実験(トライアル)を実施。その後は、ISDN、ADSLに続く次世代のインターネット接続回線として展開していく見込みとのこと。

 バイポータブルは、ISDN(64Kbps)の約500倍以上となる、38Mbps(最大)の高速インターネット接続を実現。インターネットと家庭やオフィス内に設置する"基地局"の間を光ファイバーで結び、基地局とユーザー側のネット端末との間を最先端の無線技術"AWA(Advanced Wireless Access)"でつなぐ。基地局がカバーできる範囲は約100メートルで、最大122ユーザーが接続可能。本格サービス時での基地局配置規模は未定で、基本的に屋内の利用を想定しているとのことだが、基地局のカバーエリアならば、自宅やオフィス、そして他人の家でも、わずらわしい配線を必要とせずに高速インターネットが利用できてしまうのだ。

バイポータブル動画配信デモ
▲動画配信のデモ。A4ノートパソコンの全画面程度の大きさでも、スムーズに見られる。
 現在の通信環境では、サイズが小さかったりぎこちなかったりするインターネット動画も、DVDビデオの画質に匹敵するものが見られるようになるという。発表会場では映画やスポーツ映像などをバイポータブルの電波経由でデモ放映。実際にテレビを見ているのと変わらない感覚でインターネット動画が楽しめた。

 これ以外にも、街角で撮影した映像をインターネットで配信する動画掲示板やハイクオリティーの音楽配信、複数人でのテレビ電話など、現在のインターネット環境ではやや"難"がありそうなこともバイポータブルが実現してくれるというのだ。

 なお、渋谷でのトライアルでは、さまざまな企業や団体が協力を表明。映画配給会社のギャガ・コミュニケーションズや東宝、映像制作のIMAGICAなども参加企業として名をあげ、映像コンテンツ配信の実験に協力。また、マルチメディアスクール"デジタルハリウッド"や慶応大学などの教育機関もモニターとして参加する。一般ユーザー向けには、渋谷駅前"SHIBUYA TSUTAYA"やタワーレコード渋谷店などに体験コーナーが設けられる予定だ。

 2001年春からは、100Mbpsのサービスの試験も開始されるとのこと。バイポータブルが普及すれば、インターネットの楽しみかたが大幅に変わることになりそうだ。

トライアル用端末 次世代端末
▲渋谷で実験投入されるバイポータブル対応機器。正面後ろが基地局。正面手前と左側がデータカード型、右はPDA一体型。 ▲"次世代"と位置付けられる端末と基地局のイメージ端末。渋谷のトライアル版より薄め。

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