ROBODEX 2000 特集 
Robovie(ロボビー) エイ・ティ・アール知能映像通信研究所


 エイ・ティー・アール 知能映像通信研究所が開発したのが、この"Robovie(ロボビー)"。このロボットは、人間との意志の疎通をテーマに開発されたものだ。

  Robovie
  ▲人間とロボットがしっかり握手。
 ロボビーの特徴は、なんといっても、人間からの問いかけなどに反応してしゃべったり、いろいろな動作をする点。たとえば、「こんにちは」とあいさつすると、愛らしいしぐさで返事をしたり、自己紹介をしたりするのだ。


コミニュケーションにおいて重要なもの

 ロボットが人間とコミニュケーションしようとする場合、言葉のほかにも、感情表現が非常に大切なポイントになる。しゃべることができないペットロボットにも、われわれが愛らしさを感じるのは、動物らしいリアルで自然な動作があるからだ。

 人間も、意識していなくても、言葉以外の手段でコミニュケーションしていることは意外と多い。視線を送ることで話題の対象を暗示したり、疑問があるときに首をかしげたりする行動などは、だれでも経験したことがあるだろう。

Robovie  
▲首をかしげる"ロボビー"。  
 ロボビーは、そんな人間の動作を再現して、ちょっとした動作にも、人間味を感じさせるような工夫が随所にほどこされている。移動するときに腕をゆらしながら進んだり、会話の合間に首をかしげたり、といった、なにげない動きができるようになっているのだ。これらの動きには、ロボットとしての機能的な意味はまったくないが、自然なコミニュケーションを目指すには必要不可欠のもの。

 とくに、将来、医療機関などでロボットが使われる場合、こういった自然なしぐさは、非常に重要になってくる。なんの感情表現もせず、事務的に介護されることは、だれも望まないだろう。人間に近い反応をしてくれる相手だからこそ、安心できるのだ。

 ロボビーは、まだ実験段階のロボットなので、外観も少々無骨。しかし、その動きにはなんとも言えない愛嬌を感じさせる。今後は、このロボビーで得た成果を生かして、より人間らしい、愛されるロボットが誕生することだろう。



関連記事:
人間の動作に反応 コミュケーション上手のロボット「ロボビー」 [2000/8/11]



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