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インタビュー

山本太郎

 数々の映画をはじめ、テレビドラマやバラエティー番組などでも活躍中。おもな映画出演作には、『岸和田少年愚連隊』('96年)、『マルタイの女』('97年)、『ラブ・レター』('98年)、『ビッグ・ショー! ハワイに唄えば』('99年)などがある。1974年11月24日生まれ。
山本太郎


−− 川田章吾はこれまで演じてきた役柄にはなかったキャラクターですよね?

山本 そうですね、どちらかというと、これまでは元気がよくてテンションの高い役が多かったですから。でも、じつはいちばん自分との共通点が多かったですよ。ですから役作りするうえで、あまり苦労はなかったですね。オーディションのときに深作監督に指導していただいたおかげという部分もあるんですけど。

−− 川田章吾役を山本さんが演じるということに反対する声もあったと聞いたのですが?

山本 ちょっと中学生に見えないんじゃないかということで最初は反対されていたみたいなんですけど、深作監督が猛プッシュしてくださったんです。何日もかけて交渉してくれたうえに、最終的には「太郎じゃないと撮らない」とまで言ってくれて実現したんですよ。だから僕も周囲の声は気にならなかったですね。深作監督が言っているんだから間違いないだろうと思いましたし、オレが川田章吾なんですから。「何をゆうとんねん」ってね。

−− では撮影も意外とすんなりと。

山本 そうでもないですね。僕って一字一句台本どおりにセリフを言うのが苦手なタイプなんですよ。台本を見て、「ちょっとイケてないなー」って思ったらニュアンスだけ合わせて、あとはその場のノリで喋るんです。だけど、『バトル・ロワイアル』の台本はおもしろくてムダがない。すごく洗練されていたんです。台本どおりに喋らないとマズイ、と思えるほどね。まあ、でもそれだけなら何とかなるんですけど、よくセリフが変更になることもあったんですよ。とくに3年前の"BR"で僕がなぜ生き残ったかを告白するシーンなんて、撮影当日の朝にセリフが変更されたんですから。もちろん渡された改訂稿も、台本どおりに喋ることがベストなものになっているんですよ。セリフのテンポがうまくつかめなくて、すごく戸惑いましたね。最終的には深作監督がうまく導いてくれましたけど。

−− ちなみに、撮影前には原作を読まれました?

山本太郎写真

山本 いえ。あえて全部終わってから読むようにしたんです。とりあえす台本で物語はできあがってると思っていたので、それに対して妙な不安とかを持ちたくなかったんですよ。ですから撮影がすべて終わったあとに読みました。


−− 完成した作品をじっさいに見てみての感想は?

山本 すごくおもしろい映画になっていると思いますよ。とくに「さすがだなぁ」と思ったのは、ただのどろどろした物語になっていないんです。殺しあいのなかにも子供たちの純粋な部分というか、"生きたい"と思う気持ちがひしひしと感じられるんですよね。テンションの高い青春映画じゃないでしょうか。でも、ただの痛快アクション映画として見られると、ちょっと違うんですよね。純粋な気持ちで見て、殺しあいのむこうにある本当の意味をしっかり感じて欲しいです。生きてるっていいなと思えるはずですから。



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