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| 『アナザヘヴン』はひとまず完結 次回作はポジティブな話に |
−−『アナザヘヴン』はテレビドラマ、映画、DVD、ビデオときて、12月にはゲーム(ワンダースワン用ソフト『アナザヘヴン〜memory
of those days〜』)も出ますよね。その後の『アナザヘヴン』の展開について、監督自身なにか考えてらっしゃることはありますか?
飯田 もう自分の中では、これで『アナザヘヴン』のプロジェクトは終わりにしようと思ってるんです。もちろん『アナザヘヴン』で描いた、精神世界とか、スーパーナチュラルなものにはこだわりがあるので、そっち系統の話は作っていきたいと思ってるんですけどね。僕自身もずっと成長していきたいと思っているし、作品もどんどんどんどん新しいものを作っていきたい。発想自体を成長させていきたいんで、もっと違う話をやっていきたいなぁって。次の話はもっとポジティブな要素のある話になるかもしれません。『アナザヘヴン』は、僕が今まで自分が好きだったホラーとかヒッチコックとか、これまで吸収してきたものをすべて吐き出した結果、サスペンスフルな殺人ものになった。今度はもうちょっと違うところに創作場所を求めたいですね。
−−深夜テレビで、監督が原作を担当したアニメ『サイファイハリー』の放映が始まりましたね。
飯田 前にいろんな絡みで原作を書いて漫画になったものが、アニメになったんですよ。僕自身の中では実は10年前ぐらいに出したアイデアなんですが、それをほかの方が発展させてくれてます。けっこう出来は気に入ってますね。
−−『NIGHT HEAD』の原点と聞いてますが?
飯田 『NIGHT HEAD』より前に考えた話なんですけどね、超能力の話ですから世界観は同じ。コントロールの悪い超能力者の話です。
−−ハリウッドの最新CG技術で映像化された映画『G-SAVIOUR』の日本語版監修もされてますね? 具体的にはどう関わっておられるんですか?
飯田 日本語版の編集とアフレコの演出です。加藤晴彦を主演にして、篠原涼子とかを使ってやってます。年末に放映するテレビのスペシャル番組的なパッケージにしたいということで、僕が演出を担当しているんです。
| 役者も脚本家も掘り当てたい 新メディア、ネットも視野に |
−−現在、ほかに動いているプロジェクトとかは?
飯田 今は来年あたりやりたいと思っているテレビの連続ドラマと次の映画の企画を立ち上げようとして動いてます。映画は今年の1月に出した小説『アナン』の映画化です。『アナザヘヴン』終了後の、体力ぼろぼろ、何も思いつかないって状態からやっと回復してきたんで、そろそろ具体的に動こうと。連続ドラマの方は僕が出したアイディアを他の人にまとめてもらっている段階です。成立したらきっと画期的な面白い話になると思うんですけど、まだ正式発表できる段階ではないです。
−−いまいっしょにやってみたい役者とかはいますか?
飯田 そうですね……(しばらく考えた後)正直いうと自分で見つけたいって感じですね。男の役者も女の役者も。CMや連続ドラマで育ってくるんじゃなくて、本当に役者をやりたくてやってる子たちのなかからスターと呼ばれる役者を見つけていきたいです。あと、役者ではないんですけど、有望な脚本家とかを育てていきたいと考えてます。インターネットとかをうまく使って、脚本を公開するとか、配信するとか、将来バリバリ活躍できる脚本家を発掘して育てていくいろいろな仕掛けを考えているんですが、権利の問題とか、課金の問題とか、ネットには全然クリアになってない部分があってまだまだ難しいですね。
−ご自身もホームページで発信とかされてますよね。ネットもメディアのひとつとしてお考えですか?
飯田 そうですね。ネットには国境がないんで、非常に可能性があると思うんですよ。将来的には、そこをうまく利用していきたい。映像なんかも連動して、うまいかたちで発展させていきたいとは思ってるんですけどね。
−−映画にテレビにネット……。今後の監督の活躍に期待してます。今日はありがとうございました。
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※プレゼントは締めきりました。 |
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1959年3月1日、長野県諏訪市生まれ。学生時代にひとりで制作した8mm作品「休憩」がぴあフィルムフェスティバルに入選し、英エジンバラ映画祭にも出品される。その後、自主映画を作りながら、3年ほどテレビ、映画の助監督の経験を積む。'86年のホラービデオ『キクロプス』で注目を集め、'89年劇場公開『バトルヒーター』で監督デビュー。'92年〜'93年フジテレビ深夜枠の連続ドラマ『NIGHT
HEAD』では、原作、脚本(21話中15話)、監督(4話)を担当し、'94年にはドラマの大ヒットにより劇場用映画化され、監督・脚本を務めた。脚本家としては、'95年『沙粧妙子 最後の事件』、'97年『Gift
-ギフト-』などヒット作を次々に生み出し、97年『幻想ミッドナイト』では、プランニングの段階から参加し、1・2話の脚本・監督、11話の原作(梓河人との共著)を手がけている。98年に監督・脚本を担当した映画『らせん』は、台湾・香港と成功を収め、日本のみならずアジアでも注目を浴びた。'00年には、『アナザヘヴン』で、映画、テレビドラマ、ゲームなど複数メディアでのコンプレックス展開にもチャレンジした。現在は梓河人とともに書き下ろした小説『アナン』の映画化に向けて、奔走中。
■飯田譲治公式ホームページ「飯田譲治倶楽部」
http://iidageo.com/ |
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