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そして21世紀へ IMT2000の進む道 |
▼IMT2000とは?
IMT2000とは、次世代携帯電話の方式のこと。ここでいう次世代携帯電話とは、アナログ携帯電話(第1世代)、現在利用されているデジタル携帯電話(第2世代)につづく、第3世代の携帯電話をさす。このIMT2000には、日本とヨーロッパを中心に"W-CDMA"、アメリカを中心に"cdma2000"という2つの方式が提案され、日本ではNTTドコモとJフォンがW-cdma、auがcdma2000の採用を決めている。
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| ▲IMT2000の説明ボード。携帯電話会社の各ブースでさまざまなアピールが行なわれた。 |
で、IMT2000ではなにが変わるのか。大きな変化はふたつある。そのひとつは電話回線(無線部分)の高速・大容量化。これにより、通常の音声通話が飛躍的に向上し、さらには動画や音楽といったデータも、より高品質のものが送れるようになる。これにより、テレビ電話はよりスムーズな画像に、音楽もより高音質のものができるようになるのだ。もうひとつは、自分の携帯電話を海外でも使えるようになること。例えば、自分がW-CDMAの携帯電話を持っていて、出国先がW-CDMAを採用しているのならば、日本と同じように利用できてしまうのだ。ちなみにcdma2000の場合、その前身cdmaOne(au)で"グローバルパスポート"サービスとしてアメリカや韓国、オーストラリアなどでの利用が可能になっており、これはそのままcdma2000にも引き継がれる。
なお、CEATEC JAPANで公開された3社のIMT2000導入予定は以下の通り。IMT2000のサービスは主要都市から順に開始される見込みだ。
| 通信事業者 |
方式 |
サービス開始予定時期 |
全国展開予定時期 |
| NTTドコモ |
W-CDMA |
2001年5月 |
2002年春 |
| Jフォン |
W-CDMA |
2001年12月 |
未定 |
| au |
cdma2000 |
2001年秋 |
2002年中 |
▼次世代携帯電話のカタチ
いちはやくサービスを導入するNTTドコモのブースでは、メインステージでW-CDMAのサービス概要を紹介。さらにはW-CDMA端末のイメージモデルをずらりと展示していた。これらのイメージモデルは、今までもさまざまな展示会で披露されてきたが、今回は実際に電波を飛ばして動画を受信するという試作機も展示。実際のサービスで提供する予定の384Kbpsというデータ通信速度で、映画やゲームなどの紹介映像を流していた。これまで市販されたテレビ電話や携帯テレビ電話と違い、カクカクした印象もなく、まるで携帯テレビを見ているような感覚。うーん、すごいぞIMT2000!
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| ▲実際のサービスに近い状態で画像を受信。思ったよりもかなりスムーズ。 |
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| ▲こちらはパソコン上でW-CDMAのサービスを疑似体験できるもの。 |
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Jフォングループも、ドコモと同じW-CDMAを採用。今回はじめてイメージモデルを参考出展した。携帯電話で画像を見ながらオンラインショッピングが行なえる"モバイルコマース端末"、さらに近辺の詳細地図が参照でき、周りのグルメ情報や地域の天気予報などが確認できる"ナビゲーション端末"など。あくまでイメージではあるものの、期待ふくらむものばかりである。ちなみに、NTTドコモと比べると、なにか丸みを帯びた端末が多い印象を受けた。
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| ▲タマゴ型の"モバイルコマース端末"。画像を見ながらショッピングといったことも。 |
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| ▲地図で相手の現在位置を確認といったサービスも予定。 |
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cdma2000を採用するauも、同様のイメージモデルを展示。なかでもcdma2000に対応したゲーム機は、形からして面白い。これはcdma2000の回線を利用したゲームデータのダウンロードのほか、上面に搭載されたカメラを利用し、相手の顔を見ながらネット対戦ゲームを楽しむ、なんてことも実現できるそうなのだ。また、2つのカラー液晶画面を搭載し、ネットを通じて動画を見ながらメール作成やチャットをするといった端末もあった。
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| ▲cdma2000対応のゲーム機コンセプトモデル。未使用時は両サイドのフタを閉じるらしい。 |
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| ▲液晶画面を2面搭載。右と左で違った作業も可能に。 |
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3社を見渡すと、夢のような携帯電話ばかり。しかし、いずれも通話料などがまだ公表されておらず、展示されていた端末についても、「これはいったいいくらになるのだろう」と心配してしまうのも事実。NTTドコモの担当者によると「通話料はできる限り下げ、今の携帯電話と同じ感覚で使ってもらえるようにしたい」とのこと。はたして気軽に利用できるのか、高嶺の花になってしまうのだろうか?
また、コンセプトイメージの段階では、W-CDMAとcdma2000との"できること"の差はあまりないように感じられる。実際にサービスが開始したとき、W-CDMAとcdma2000がどのように色分けされてくるのか、というところも注目だ。
いずれにしても、2001年5月にはIMT2000のフタが開く。実際僕らが手にする"次世代携帯電話"は、どのようなカタチで登場するのか、期待して待っていよう。
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