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2001年に訪れる"ワイヤレス"の波Bluetooth〜ブルートゥース〜


各社からゾクゾク登場 ブルートゥース対応製品

▲"ブルートゥース"っていう響きが、すでにカッコイイ。
 Bluetooth(ブルートゥース)という言葉を聞いたことはないかい? 「何それ?」という人が多いかもしれないが、これは最先端の無線(ワイヤレス)規格のこと。現在、多くのメーカーがこぞって開発をすすめている、全世界注目の技術なのだ。

 無線といってもいろいろあるが、いちばん身近なのは、テレビのリモコンなどに使われている"赤外線"。しかしご存知のように、赤外線はお互いの機器を向かいあわせる必要があり、方向がずれてたり、あいだに障害物があると反応してくれない。

 しかし、ブルートゥースなら、約10メートルの範囲内であれば障害物もなんのその。機器を向かい合わせる必要もなく 、快適な無線通信が行なえる。その応用範囲は広く、CEATEC JAPANでもメーカー各社がさまざまなアイデアを取り入れた"ブルートゥース対応製品"が出展されていた。


▼携帯電話←→ヘッドホン コードレスのハンズフリー通話

▲ツーカーのブルートゥース対応ヘッドホンと携帯電話。携帯電話の下部にブルートゥースのアダプターが。
 まずは、携帯電話各社などが出展していた携帯電話〜ヘッドホン間のブルートゥース利用イメージ。現在、ハンズフリー(手ぶら)通話を行なうためのイヤホンマイク(コードつき)は市販されているものがあるが、ブルートゥースはこれをワイヤレス環境で実現するものだ。携帯電話とヘッドホンをブルートゥースでつなぐことにより、携帯電話をカバンに入れたまま通話したり、本体を充電したまま寝っころがって会話することも可能になる。

 ほとんどのブースではモックアップのみの参考出展という形のなか、ツーカーセルラー東京のブースでは、実際に使える試作機を展示(参考記事)。ヘッドホンでの通話を体験してみたが、音質面では普通に携帯電話を使っている感覚と変わらなかった。携帯電話側のブルートゥースアダプターがやや大きめなのが気になったが、これは今後小型化されていく予定という。

▼パソコン←→携帯電話 モバイルをよりスマートに

▲パナソニックのブルートゥース接続デモ。PHSから10m以内でインターネットが利用できる。
 巷で見かけるモバイル通信をする人、いわゆる"モバイラー"たち。一見、スマートに見えるが、じつはケーブルの接続や持ち運びなど、なにかと手間がかかっているのが実情。こういった人たちの期待は、パソコンと携帯電話をブルートゥースでつないでしまうというもの。携帯電話がそばにあれさえすれば、どこからでもパソコンでインターネットが利用できてしまうのだ。

 松下電器のブースでは、パソコンとPHSをブルートゥースでつなぎ、インターネット接続をするデモが行なわれていた。PHSは電話回線を通じて32Kbpsでインターネットに接続。PHSとパソコンのあいだはブルートゥースにより約1Mbpsと高速接続されているため、結局ケーブルでつないだ場合と同じ32Kbpsのスピードでインターネットが体験できるのだ。

 また、同ブースでは、ブルートゥース対応ゲーム機も展示(参考出展)。パソコンと同様、親機となる携帯電話を通して、ネットワーク対戦やゲームデータのダウンロードなどが可能になるという。すでに携帯電話との接続が可能なワンダースワンの場合も、ケーブルの接続は手間と感じることがある。今後ゲーム機も、どんどんブルートゥースに対応して欲しいところだ。

▲ブルートゥース対応ゲーム機のイメージモック。携帯電話を親機としてネット接続ができるという。
▲ケンウッドブースにあったパームOS搭載VISORとブルートゥースアダプターの接続モデル。


▼デジカメ←→? 広がるブルートゥースの輪

▲ブルートゥース対応デジカメのコンセプトモデル。さまざまな連携が可能に。
 ブルートゥースは、複数の機器どうしで通信することも可能になるという。現在メーカー間で調整が行なわれているさなかであるが、例えば携帯電話ひとつでテレビやエアコン、オーディオ機器をリモートコントロールするといった使い方も想定されている。今後さまざまな機器がブルートゥースに対応していけば、利用用途も限りなく広がっていくのだ

 東芝のブースでは、ブルートゥース対応のデジタルカメラが出展されていた。これは、現在スマートメディアやコンパクトフラッシュカードといった記録メディアで行なっている画像データの受け渡しを、ブルートゥースでやってしまおうというもの。これにより、撮影した画像をプリンターへ出力したり、パソコンで取り込んだり、さらには携帯電話に転送して電子メールで送信するといったことが、いずれもワイヤレスの環境で実現できる。

▼で、僕らが手にするのはいつ?

▲東芝ブースのブルートゥース対応モバイルオーディオプレイヤーのモックアップ。
 さて、このブルートゥースだが、いつ頃使えるようになるのだろうか?じつは8月に東芝がパソコン用の"Bluetooth PCカード"というものを他社に先駆け発売しているが、多くのメーカーは2001年中から対応商品を順次発売していくという。しかし、ブルートゥース用の半導体が高価だとか、品薄だとか、いろいろ障害もあるようで、普及するのはさらに1〜2年かかると予想される。しかし、今回の対応端末出展状況を見ると、ブレイクするのは確実。今のうちからチェックしておきたいね。



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