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アルバム解体新書 第6回 THE YELLOW MONKEY『8』
 

 あの橋本真也がファンの熱い希望に応えて復活するように、当コーナーもユーザーの熱い希望に応えて取り上げるアルバムを決めました。あまりにもリクエストメールが多いアルバムなので、発売後1ヵ月も経ちましたけど、あえて解体します(通常はアルバム発売日の翌週くらいにそのアルバムの解体記事を載せるようにしてるんですが……)。それにしても約1ヵ月ぶり……。お待たせしました、久々の解体作業です〜。さすがにこちらもアツ〜くなりましたよ〜。
(ファミ通.com エンターテイメント編集担当 豊泉博司)


『8』
発売日:7月26日
価格:3059円
BMGファンハウス

1.ジュディ
2.サイキックNo.9
3.GIRLIE
4.DEAR FEELING
5.HEART BREAK
6.人類最後の日
7.SHOCK HEART
8.聖なる海とサンシャイン
9.カナリヤ
10.パール
11.STONE BUTTERFLY
12.メロメ
13.バラ色の日々
14.峠
 今回取り上げたアルバムはザ・イエロー・モンキーの『8』です。通算8作目なので『8』ですね、わかりやすい。発売は7月26日。当コーナーでリクエストメールの受け付けを開始したのが第4回をUPした7月31日。その直後から「イエモンの『8』を解体して〜」というメールがホント殺到しました。

 第5回目(前回、8月7日UP)は、『8』と奇しくも同じ発売日だったスピッツの『ハヤブサ』を解体。じつはこのときも『8』に対するリクエストが増えたんですよ〜。

 さてさてザ・イエロー・モンキーの『8』ですが、制作期間は約1年とのこと。'98年4月3日にスタートした“パンチドランカーツアー”(113本にも及ぶ全国ツアー)の後から(ツアーファイナルは'99年3月10日)制作にとりかかってます。

 ちなみに『8』はハチと読みます(エイトじゃない……)。

 これまでの作品と『8』を比べると明らかに違う点があります。それは、外部クリエイターとのコラボレーションが増えたこと。このことは、すでに『8』発売前のシングル『聖なる海とサンシャイン』(『8』8曲目収録)に顕著に現れていて、さまざまな音楽クリエイターによる『聖なる海とサンシャイン』リミックスが、このシングルには収録されています(いろんなバージョンが聞き比べられるので、なかなか楽しいシングルですね)。

  『聖なる海とサンシャイン』以外に今年発売されたシングル3枚も外部クリエイターと積極的にコラボレーションしてます。ほとんどの曲は吉井和哉(ザ・イエロー・モンキーvo)と外部クリエイターとの共同プロデュース。

  『8』にもその辺りが反映されていて、アルバムの音楽プロデュースは吉井和哉名義になっていますが、収録された各曲にはさまざまなクリエイターの名前がクレジットされています。

 それでは、どんなクリエイターたちが参加したのか……。『8』を解体していきましょう。

  スガシカオ、岡本真夜を手掛けたヒットメーカー森俊之が参加

■スガシカオ
3rdアルバム
『sweet』
キティMME
 『8』の5曲目『HEART BREAK』と7曲目『SHOCK HEARTS』のアレンジ、また『8』収録全14曲中8曲でキーボードを担当しているのが森俊之。この方、スガシカオの3rdアルバム『sweet』のプロデュース、岡本真夜の4thアルバム『Hello』に収録されている曲のうちの5曲のアレンジなどを手掛けています。サムシング・エルスの『さよならじゃない』、『あいのうた』のアレンジもしてますね。ほかにも多数の作品がある模様。売れっ子のヒットメーカーですね。


  UAのプロデュースで有名なクリエイターも……

 8曲目収録の『聖なる海とサンシャシン』、13曲目『バラ色の日々』のアレンジに参加している朝本浩文は、UAの3rdアルバム『turbo』、2ndアルバム『アメトラ』のプロデューサーとして有名ですね。その昔レゲエ・バンドMUTE BEATにキーボーディストで参加していました。

  笹路正徳(スピッツ、ユニコーンのプロデュース)もクレジットされてます

 4曲目『DEAR FEELING』、5曲目『HEART BREAK』のアレンジにクレジットされている笹路正徳は、スピッツの『インディゴ地平線』『ハチミツ』やユニコーンの『服部』のプロデューサーとして名を馳せているクリエイター。松田聖子が'90年に発表したアルバム『We Are Love』(ジェフ君がデュエットで参加してます……)の収録全曲のアレンジも担当しています(下のジャケット写真はシングル)。

■松田聖子
29thシングル
『We Are Love』
Sony Records
■ユニコーン
3rdアルバム
『服部』
Sony Records

  謎の名前、THE SAINTとは?

 9曲目の『カナリヤ』と11曲目の『STONE BUTTERFLY』のアレンジで参加しているTHE SAINT。この正体はロン・セイント・ジャーメインというリミキサーです。調べてみるとこの方、BOφWYの3rdアルバムに収録されていたシングル『BAD FEELING』に参加。『BAD〜』をリミックスした“Ron Saint Germain MIX”がこのシングルに収録されています。

■JIMI HENDRIX
『NINE TO THE UNIVERSE』
 また古くは、あのギターの神様ジミ・ヘンドリックスの'80年のリミックスアルバム『NINE TO THE UNIVERSE』のリミキサーとしてクレジットされてます(このほかにも参加アルバム有り。詳しくは調査中)。ちなみにこのアルバムはCD未発売の代物です〜。

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