開発進行中!海と宇宙
海洋開発のいま

しんかい6500
▲小型の調査艇といっても、間近で見るとやはりデカイ!
 さて、取材班がさらにディープな未来を探るべく、訪れたのが、東京大学海洋研究所と海洋科学技術センターの共同展示ブース。日本が誇る深海調査艇「しんかい6500」の実物大レプリカの展示を見ながら、地球の表面積の大部分を占める海の開発に目を向けてみることに。

 他国の潜水艇の潜航限度が最大6000メートルなのに対し、「しんかい6500」はその名の通り6500メートルまで潜ることができる驚異的な深海調査艇なのだ。6500メートルという深さ、これは実に海洋全体の98%が調査可能な性能だという。日本海溝の底まで潜航し、おもに地震の調査に使われているそうだ。

深海調査ロボット
▲非常にコンパクトサイズな深海調査ロボット
 会場のレプリカ内部はさまざまなパネルや標本などが展示され、謎の多い深海世界をわかりやすく解説していた。また、この深海調査に関連して、人間では不可能な調査の作業を、代わりに行うロボットも紹介。科学がこれだけ発達したといえ、まだまだ未知の分野は多い。そのひとつである深海という世界も、最新技術で徐々に解き明かされているのだ。


宇宙移民時代到来!?

国際宇宙ステーション
▲全長は110メートル。これらのパーツを組み合わせて巨大なステーションが完成する
 未来といえば、最終的には「宇宙」。もちろん「ゆめテク」では宇宙とうテーマはしっかりフォローされている。というわけで、宇宙開発事業団(NASDA)のブースをチェックした。現在までの宇宙開発の歩みや今後のビジョンが展開されており、地球人類の未来がそこに凝縮されていたのだ。

 まず現在のメインプロジェクト、「国際宇宙ステーション」計画を、構造物の模型などを使って来場者にアピール。国際宇宙ステーションとは、高度約400キロの地球周回軌道上に建設される恒久的有人施設で、アメリカ、ロシア、カナダ、ヨーロッパ各国、それに日本が、それぞれ担当するパーツを打ち上げて、宇宙空間でドッキングして建設するナショナルコラボレーションなのだ。日本は、微少重力空間でのさまざまな実験を行う研究スペースを担当。2001年ごろをめどに、3回に分けて打ち上げていく予定だとか。

 NASDAはほかにも、日本版スペースシャトル「HOPE X」や、単独で離陸して直接宇宙まで上昇できるスペースプレーンなども開発しており、そのミニチュアも展示していた。繰り返し使用できるこれらの機体を使うことで、より効率的に部品の打ち上げなどを行うことができるのだとか。

 国際宇宙ステーション計画は、将来的により大規模な宇宙ステーションの建造につながっていくはずだ。生活の場が宇宙になる日も、そう遠くはないかも!?


「HOPE X」の模型 H-IIロケットとの連結モデル 「スペースプレーン」の模型
▲「HOPE X」の模型。スペースシャトルより小型になる ▲「HOPE X」は「H-II」ロケットで打ち上げる予定 ▲これぞ究極の省エネ機、スペースプレーンだ


TOPへ戻る

ロボット通信・交通|海・宇宙|開催概要

TOPへ

FAMITSU.com (C)2000 ENTERBRAIN, INC. ファミ通.comに使用されている画像は全て著作権管理ソフトで保護されています。無断で転載、加工などを行った場合、処罰の対象となることもございます。