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花火のことを知るなら、やっぱり花火を作っている人に聞くのがいちばんでしょ? ってことで、花火工場にお邪魔して花火師さんに会ってきました。花火のこと(花火玉の中身とか作りかたとか)、打ち上げかたなど花火師さんが教えてくれたことを一挙に紹介しちゃいます。打ち上がった花火を見たとき、このページのことを思い出してみてください!!
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| ▲この方に聞きました |
(株)金子花火 専務取締役 金子光さん
大正元年に創立した歴史ある金子花火さんの専務として、現場を取り仕切っている金子光さん。花火シーズンが目前のお忙しいなか、花火についての具体的な話から7000坪もある工場内の各施設の案内までしていただきました。「花火大会後の一杯はやっぱり最高ですよ」と光さん。
※このコーナーと連動した“職人に聞く! 花火師”インタビューはこちら→ |
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「花火がピューっと上がるときに見える火は、花火玉の導火線に着いてる火です。その火が中央にある"割火薬(わりかやく)"という火薬に引火して爆発を起こし、周りを覆っている"星(ほし)"を散らすんですよ。星にも火が着きますから、そこで花がパーッと開いていきます。花火のドーンっていう音は割火薬の音で、その後のパパパパって割れる音は星の音です」。
花火玉を大きくすればするほど、割火薬も大きくなり星の数も増える。
花火の色は、星が燃えて散っていくときの色。紅の星を花火玉に込めていれば、花火は赤く開くという。
「途中で色が変わる花火があります。星を割って見ればわかるんですが、層になっているんですよ。色を重ねているので始めに周りの色が燃えて、つぎになかの色が燃えていきます。これで色が変わっていくんです」
「花火が開いて、光が球状に開いていきますけど、その光のひとつひとつが星ですね。その星を花火工場で作っている過程で、色の薬剤を配合した火薬を付けていくんですよ、紅(赤)でしたら、基本的に炭酸ストロンチウムを混ぜます」。
花火(とくに星)を爆発させたり色を出しているものは、火薬、爆薬のほかに色火剤(アルミニウム、バリウムなど)、発音剤(過塩素酸カリウム、アルミニウム粉など)などによる。その配合比によって色、輝きかた、音などが変わっていく。配合比は業者によってさまざま。真似されれば各業者の専売特許がなくなるだけに、ココは企業秘密にされていることが多いらしい……。
「色や音の薬剤を火薬に配合したら星を作っていきます。この作業を"星掛け"と言います」。
まず、大きなお釜のような器に、配合した火薬と水を入れる。そこに芯となる小さな火薬(小さなサイコロ状のもの)を入れ、器をグルグル回し、芯を転がして均等に火薬をつけていく。
こうしてできた小さな円い星を今度は天日で干す。
「星を大きくしたり、何層も色の違う火薬を付着させるには、星掛けと天日干しを何度も繰り返すんですよ」。
尺玉(直径30センチ)の花火玉に込める星(直径約20ミリ)を作る場合、この作業だけで約3週間もかかるという。
「星が乾いたかどうかはカンですね。何十個、何百個とバーッと並べて天日で乾燥しているときに手で触ったり、転がしたりしてみてみます。そのとき星同士をちょっとぶつけると、そのぶつかる音によって乾いたかどうか判断できたりしますね」。
乾いたらふるいにかけて均等の大きさの星を集め、玉込め行程に。
「半分に割られた空の玉にそれぞれ星を敷き詰め、さらに割火薬を中央になるように詰めて、ふたつを合わせて花火玉の形にします」。
この時点でほぼ花火玉らしく見える。このつぎには、玉の周りにクラフト紙を貼る玉貼り行程がある。これがまた重要な作業らしい。
「ウチでは玉貼りだけは女性の職人にやってもらってます。やはり細かいところが器用なんですよね、女性は」。
花火玉に"張り"を持たせるためにしっかりクラフト紙を貼っていく。割火薬の爆発力とこの張りのバランスが、星の飛び散りかたに影響を及ぼすそうなのだ。
また、この"張り"を出すために玉貼りが終ったら、花火玉を天日に干して乾燥させる。
「乾いたかどうかは花火玉同士を軽くぶつけて音で判断しますね。これは星を転がして音を聞くときと違って、素人さんでもその違いがわかりますよ。花火玉なら紙で覆われているので多少強めにぶつけても平気ですし」。
花火玉が乾いたら完成。敷地内にある専用の倉庫に保管。
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