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アルバム解体新書
第8回 bird『MINDTRAVEL』
2/2
2000年12月18日
●birdのマキシシングル『空の瞳』に参加していたミュージシャンが……
『空の瞳』
bird
SMEJ Associated Records
『bird』には参加していなかったものの'99年10月6日にリリースされたbirdのマキシシングル『空の瞳』から『MINDTRAVEL』に参加したミュージシャンが田中義人。彼は『MINDTRAVEL』中の『マインドトラベル』、『CLAY』、『GAME(Album Version)』、5曲目『4PM』、8曲目『二人の夜明け』、12曲目『桜』と多くの曲でギターを担当しています。ちなみに『空の瞳』は、トヨタ・セリカのテレビCM(ヴィンセント・ギャロが出演してたアレ)で流れていた曲ですね。
『愛をうたえ』
Wyolica
エピック・レコード
田中義人は、bird以外に
Wyolica
のマキシシングル『愛をうたえ』、
『Shinich Osawa presents SAKURA HILLS DISCO 3000』
といった大沢伸一プロデュース作品、また、
Monday Michiru
のミニアルバム『New Beginnings』にこれまで参加しています。
ちょっと話はそれますが、『Shinich Osawa presents SAKURA HILLS DISCO 3000』といえば、『MINDTRAVEL』に収録されている『GAME(Album Version)』の最初のバージョン(『GAME』は『〜SAKURA HILLS〜』に収録されたのが最初に発表されたバージョン)が入っていますね。この『GAME』は大沢伸一プロデュースの
『Real 2 Step』
というアルバムにも違うバージョンで入っていまして、さらにこの『Real 2 Step』には、birdがボーカルで参加したMONDO GROSSOの『LIFE』の別バージョンも収録されていますよ〜。このあたり、いろいろ聴き比べてみると楽しめますね。
『Shinich Osawa presents SAKURA HILLS DISCO 3000』
大沢伸一プロデュース
SMEJ Associated Records
『Real 2 Step』
大沢伸一プロデュース
SMEJ Associated Records
●
『MINDTRAVEL』とルパン3世、さらに有名ドラマーとの関係……
『PUNCH THE MONKEY ! 2』
VA
ヒートウェーブ
さて、『MINDTRAVEL』に話を戻しますと、3曲目『daydream』でヴィブラフォンを担当している香取良彦は、自ら率いる香取良彦JAZZ ORCHESTRAでアニメ『ルパン3世』のリミックスアルバム
『PUNCH THE MONKEY ! 2』
に参加していました。このバンドには『MINDTRAVEL』中の『CLAY』でトロンボーンを担当した村田陽一も参加。
『3 Views』
3 Views Producers
ビクターエンターテインメント
その村田陽一は、日本のトップドラマーとして名を馳せる村上"ポンタ"秀一率いる"
3 Views Producers
"のメンバーのひとり。11月8日にリリースされた3 Views Producersのアルバム『
3 Views
』には、
忌野清志郎
、
布袋寅泰
、
吉田美和
がゲストで参加しています(豪華!)
●ポエトリーリーディングで始まる曲。6曲目『これが私の優しさです』
『MINDTRAVEL』収録曲のなかで異色なのが、6曲目の『これが私の優しさです』。この曲は、音楽をバックに詩を朗読するという"ポエトリーリーディング"から始まります。このイントロ部分のポエトリーリーディングは、THE BOOMのボーカリスト、
宮沢和史
が担当。そして彼が朗読しているのは、谷川俊太郎作の『これが私の優しさです』。この曲は、この詩にインスパイアされて作られた曲だそうです。
THE BOOMというと『島唄』のヒットが有名ですが、宮沢和史はこれまで"歌"という表現以外にポエトリーリーディングでのパフォーマンスも展開しいたミュージシャン。今年リリースされた
友部正人
プロデュースのポエトリーリーディングアルバム『no media 1』などで、彼の朗読を聴くことができます。
また、birdの『これが私の優しさです』では、イントロのポエトリーリーディングが終わりbirdの歌が入るとすぐに
TWIGY
のラップが割り込んできます。TWIGYは、人気の日本人ラッパー。9月6日に最新アルバム『リミキシーズ呼吸法』をリリースしています。
●エンディングナンバーの『桜』は、ただのダブトラックではありません!
『"故宮"オリジナルサウンドトラック』
S.E.N.S.
BMGファンハウス
アルバムのラストナンバー『桜』。ダブ的要素を盛り込んだ叙情的なこのトラックには、なんと中国の楽器"胡弓"が使われています。その胡弓を演奏しているのが、中国人ミュージシャンのジャー・パン・ファン。彼はこれまでに映画『もののけ姫』のサウンドトラック盤(久石譲)、NHKスペシャル『故宮』サウンドトラック盤(
S.E.N.S.
)など日本の作品に多数参加しています。
さてさて、bird『MINDTRAVEL』を調べてみました。大沢伸一プロデュースということで、どんなミュージシャンに繋がっていくのか、また作品に繋がっていくのか楽しみながら解体していきましたが、胡弓などが使われているあたり、彼のその音楽的知識の広さと曲作りのセンスには驚かされますね。これからも、彼の作品には注目。もちろん、birdにも期待大です。
birdオフィシャルホームページ
http://www.realeyes.org/
ちなみに、この当コラム"アルバム解体新書"は、弊社から発行されているオリジナルDVD付きエンターテイメントマガシン『inDex view』にも掲載されています。1月号では今回と同じbirdの『MINDTRAVEL』をちょっと違った角度から解体していますので、ぜひ書店で手に入れて読んでみてください。
また、『MINDTRAVEL』の感想や今後取り上げて欲しいアルバム、文句などなどありましたら
ココ
に書いて送ってください。いろいろ参考にします。それではまた次回まで……。
※「解体新書」のバックナンバーは
こちら
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