スマートフォン解析 『真・女神転生IV FINAL』……このゲームは、マジで“ヤバい”。【トコトン遊んだインプレッション】 - コミニー[Cominy]
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2016年02月05日 18:00

『真・女神転生IV FINAL』……このゲームは、マジで“ヤバい”。【トコトン遊んだインプレッション】


 いよいよ発売日(2016年2月10日)が間近に迫った、『メガテン』シリーズの最新作たる『真・女神転生IV FINAL』(以下、『真4F』)。本作は、2013年に発売された『真・女神転生IV』のエンディング直前の時点より、新たな主人公による、まったく新しいドラマが展開していく完全新作のRPG。当記事では、週刊ファミ通2016年2月4日号でお届けした、『真4F』のプレイ・インプレッションを全文掲載!

※物語のネタバレはありませんので、その点は安心してご覧いただきつつ、あくまでも個人的な解釈や吐露が含まれているので、あらかじめご承知ください。

01



いちばんヤバいのは
ゲームか、自分か、現実か。


 RPGは、現実では起こり得ないような物語を、ゲームの世界にいる主人公となって体験できる娯楽だ。甘酸っぱい青春を謳歌できる学園ジュブナイルや、壮大なファンタジー世界を舞台にした冒険譚など、作品の形は多岐にわたるが、それらは往々にして、「こんな世界で生きてみたい!」という憧れにも似た心地を誘ってくる。

 その点、『真4F』はどうだ。東京全体が岩盤に覆われ、そこでは弱肉強食の理のままに人間を襲う悪魔らが跋扈し、日々の食料や必需品を手に入れるのも命懸け。このような世界に憧れを抱く人は少ないだろう。だが、現実では体験できない(したくない)極限状況への“畏れ”、そこから生じるスリル、苦難と葛藤の先にあるカタルシスが、プレイを続ける大きな原動力になる。

 こうした魅力は本作に限らず『真・女神転生』シリーズ全般がアイデンティティーとしてきたものだが、さらに、とりわけ『真4F』を体験して湧き上がってきた感情が、もうひとつある。

02


 本作の物語は、主人公(プレイヤー)が積み重ねる選択によって展開が変わる。前作では“カオス”と“ロウ”、“ニュートラル”と呼ばれるルートのいずれかへと分岐し、それぞれの名称が体を表すような展開の果てに、結末を迎えた。『真4F』も、分岐が生じる仕組みは同様なのだが、待ち受ける展開の性質はかなり異なる。その内容について具体的な言及は避けるが、ひと言で表すなら、まさに本作のテーマである、“絆か、皆殺しか”。すなわち、求められる選択が極端なのだ。

 しかし、試遊(と言うには濃密すぎる数十時間を費やした)を終え、振り返ってみてもなお心に残っているのは、極端と感じた“皆殺し”の展開は果たして本当に“極端”と言い切れるだろうか、という自問。

 以下、自分の個人的な解釈や心の闇まで垣間見せてしまうことをご容赦いただきたいのだが、いま我々が暮らしている現実の世界は、『真4F』の世界ほど切迫していないにしても、着実に破滅へのプロセスが進んでいるのではないかと不安に駆られることが、たまにある。昨今の世界情勢、増え続ける人口、悪化する地球環境。拡散する核兵器の脅威や、全世界で1日に消費される化石燃料の量などを知ると、映画などで悪者が掲げる「人間こそが世界を脅かす存在なのだ」的な大義名分にも、思わず頷いてしまう自分がいる。

 『真4F』で多神連合を率いる魔神クリシュナが言い放つ、「人はボクらに救済されるべきなんだ」というセリフ(の真意)も、現実の我々よりはるかに過酷な状況に置かれている主人公の立場からしたら、あながち極論とは思えないかもしれない。

 ゲームの画面から目を離せば、そこには(仮初めと感じることもある)平和が広がっているし、現実の世界で生きている我々の嗜好と価値観をもって、『真4F』で進む道を選ぶことに何の問題もないどころか、むしろそのように遊んでほしいと思うのだが、作中の描写や選択肢であなたが“極端”と感じることがあったとき、それを自分の中でただ除外するのではなく、「本当に極端だろうか」という心構えも持って臨んでみると、本作がいっそう味わい深くなるかもしれない。

 “ヤバい物語”を謳う本作のヤバさは、物語そのものはもちろんのこと、現実の価値観では到底選びそうにない道を進みうるプレイヤー自身の心理、背徳感も含めてのヤバさだと感じた。

 ……以上のようなことを書くと、筆者はいかにも“皆殺し”の選択をしたように思われるかもしれないが、初回プレイでは“絆”の道を選んだことを白状しておく。未熟なところはありながらも自分(主人公)のそばにいたいと思ってくれる健気な幼なじみ・アサヒの存在と、詳しくは言えないが暗殺者の少女・トキの(顔と心の)仮面の奥に見えた彼女らしさが、僕を“絆”の道に進ませた。

 自分が何だかんだ言いながら現実の世界に絶望していないのも、そういう身近なところに希望を見出しているからなんだと、改めて思う。

03

04



 ……ちなみに、週刊ファミ通の最新号(2016年2月18日号/2月4日発売)では、こちらの記事で告知している通り、本作の新要素や多彩なDLCの情報などを整理して紹介するとともに、特別企画として、ゲーム本編の“前日談”を公開。発売まで1週間を切った本作のプレイに備え、ぜひチェックしてほしい!

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※画面は開発中のものです。
※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。

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