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川島流ゲームの作り方(7) 「仲間キャラの作り方(1)」 【初心者⇒中級者ステップ編】

2008年01月16日

kawasihma.gifこんばんは、アーツ川島です。


「RPGツクールVX」でゲーム制作進行中の方へ、シナリオのネタを生み出す手助けとして、以前は主人公の作り方をレクチャーしました。

・「主人公の生み出し方(T)」
・「主人公の生み出し方(U)」
・「主人公の生み出し方(V)」


登場人物とシナリオは深く繋がりがあります。
キャラクターがいるからこそシナリオが生まれるものですし、作りたいシナリオを演出するためには個性あるキャラクターが必要なわけです。これはシナリオ派の私の考え方。

そこで今回は、主人公の作り方を踏まえたうえで、旅を共にする仲間の作り方を考えていこうというお話です。まずはその存在意義についてお話しましょう。


■仲間キャラの存在意義

ゲーム制作にまだ慣れていない方の作品では、仲間の性格や行動が主人公と同じになってしまっているものが多いと感じています。
それではせっかくの仲間もシナリオ面では意味を成さないと同じです。せっかく登場するキャラクター、そこに存在意義があるべきなのです。

人は誰しも同じ思考ではありませんし、持っている正義感も異なります。あまりリアルな部分を深く考えなくても良いのですが、ある程度の思考の違いを出すことが、ドラマ性を引き出させる要素になると思ってください。


例えば、パーティ内で次の目的地を決めることになったとします。
作者としては物語の流れがわかっているため、プレイヤーに対して目的地へ早く進めてもらいたいと思うものです。そのため、ゲーム内のキャラクターが提案する次の目的地に対して、仲間全員が賛成という場面を見かけます。
なぜなら、そうしたほうが作るほうとしては楽だからです。行くか否かをウダウダと議論させるイベントを作るのが面倒だというのも理由でしょう。

それが悪いことだとは思いませんが、毎回続くとどうでしょう?
全員賛成という展開に対して、プレイヤー側から見た場合に何となく疑問を抱くことはありませんか?
意見に反対する者や、さらなる追加意見を述べる者がいるのが本来の姿。そこにこそドラマを生み出すきっかけがあるのです。ここを逃すのはもったいない。

プレイヤーによっては、そうした議論する姿を見たいこともあります。その作品にのめり込んでいる方ならなおさら、このキャラクターならここでこう考えて欲しい、こんな意見を言って欲しいという気持ちが生まれるものです。
そんなプレイヤーの欲を満たす絶好の機会なわけです。なので楽してスルーするのではなく、キッチリとキャラクターの個性に合わせて意見を交わさせるという演出を作り込んでみてください。

とはいえ、いつもいつも言い合いを見せられるのも飽きます。ところどころでぶつかり合うように、賛成と対立をうまく配分してみましょう。このあたりは慣れが必要だと思いますので、まずは時折対立させるぐらいで調節です。そうした場面を入れることによって、物語のスパイスにもなります。


一緒に旅をする仲ですから目的は同じで良いです。なので基本的には同意見。
しかし目的に至るまでの手段や考え方をキャラクターごとに変えたほうが、様々なイベントを生み出すキッカケになります。予測していなかったアイデアさえ浮かぶこともあるのです。また、そうした意見の食い違いというのは、プレイする側にとっても見ていて面白いと感じる作品が出来上がるものです。

何でもすんなりいく物語ではなく、時には葛藤や対立があるほうが面白味が増すと考えましょう。そうしたことができるのも、仲間の存在意義となるわけです。



次回は、例を挙げて仲間キャラの作り方をお話します。


投稿者 ツクールスタッフ : 2008年01月16日 20:17

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