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『ザ エルダースクロールズ V:スカイリム』ブログ SYMPHONY OF DESPAIR〜絶望交響曲
 国籍、年齢、職業すべて不詳という設定の自称・洋ゲー冒険家。週刊ファミ通において、ゲームクリエイター須田剛一氏と共に“洋ゲー発着便AIRPORT 51”を連載していたが、2011年4月をもって最終回を迎える。社名を出せば誰もが知ってる某大手海外ゲームデベロッパーの元社員という噂もあるが、本人曰く「オマエの過去は聞かない。だからオレの過去も聞くな」とのこと。座右の銘は「毒蛇は急がない」。Twitterでは<MASKDEUHBADASS>名義で小ネタ&コボレ情報も投下中。ADIOS GRINGO!!!!


Symphony of Despair Blog〜絶望交響曲〜
The Elder Scrolls V: SKYRIM冒険譚
M7:夢のHELL HOME!! タムリエル文無し移住ガイド
2012/01/26

 Enslavement Of Beauty!!!!!!

 筆者がタムリエルの地に降り立ってから、既に7週間が経過した。懸命な読者諸兄ならば、とっくに物語の結末に辿り着いているかもしれないが、生憎筆者はメインクエストを途中で放り出したまま、今日もノルドの国を彷徨っている。
 だが、別に無目的に彷徨っているワケではない。これまでもブログで報告してきたように、狩りに勤しみ、怪奇現象を追いかけ、錬金術の素材を拾い集めたり、ダンジョンに潜ったり、そこでゲットした戦利品を抱えて帰還中にドラゴンに襲われたりしている、ごく当たり前のスカイリムの日常を過ごしている。問題は、「どこで日常を過ごすか?」だ。そう、今回のテーマはズバリ<家>! ヤサが無ければ戦利品も保管できないし、寝ることもママならない。もちろん常に徹夜状態で行動してもいいし、怪我の回復のために野宿することもあるが、やはり自宅があるに越したことはない。

 また、筆者のブログをシリーズ通して読破されている親愛なる読者諸兄ならば、筆者の自宅を購入すれば、どのような事態が待ち受けているか想像つくだろう。その期待はもちろん裏切らないが、本題の<汚部屋公開>の前に、タムリエルの地で不動産を購入するために必要な知識について、幾つか報告しておきたい。

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▲普段嫁に荷物を背負わせている分、主夫ぶりを発揮するダンナ感。「そんなことしなくてもいいのに……」、「……うるせぇ、メシできたぞ」。もしくはただの鍋奉行。その場合はDVもあるね、この距離感。

 宅建免許こそ必要ないスカイリムの世界だが、不動産という概念は立派に存在し、例え荒野に寝袋が1枚転がっていても、そこに所有者がいれば勝手に使用することはできない。それが他人の家なら、当然のことながら不法侵入扱いとなり、そこで何か盗みでも働こうものなら怖い衛兵に逮捕されて最悪ジェイルにブチ込まれる。もちろん他人所有のベッドで寝ることもできないし、他人の家に自分の荷物を保管することも不可。何か外せない用事(クエスト)でも無い限り、なるべく不法侵入は避けた方が無難である。もちろん、盗賊ギルドを目指しているのであれば、不法侵入だろうが武装強盗だろうが何でもアリのパーフェクトワールドが待っているのだが、いかに凄腕の盗賊でも不動産そのものを盗むのは不可能。何しろ登記簿の改ざんまではできないからね。

 では、スカイリムの地に不動産登記という概念はあるのか? ある! 
 正規の手続きを踏めば、冒険者の誰もが不動産を購入できるのが、タムリエルの宅建ルール。ただし不動産屋や仲介斡旋業者は存在せず、まずは住みたいと思った土地の地主や有力者に面会しなければならない。面会しただけで家屋が契約できるのかといえば、そんなに話は簡単ではない。地主や権力者は、大抵何か面倒な悩みを抱えているので、まずはそのお悩みを解決し、自分がこの土地に必要な人間であることを示さねばならない。さらに悩みを解決しただけで家が貰えることもなく、購入には多額の現金が必要となるのだ。
 その金額、最低でも5000G。2Gの矢じりも節約する緊縮財政を余儀なくされる序盤では、それこそ「サラリーマンの夢=マイホーム」状態で必至に資金を貯蓄しなければいけない。筆者もそうだった……。

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▲多くの人がここで最初の家を購入するだろうホワイトラン。近所が鍛冶屋&市場というのは悪くない。

 あれは確か俺がレベル8ぐらいの頃だろうか? 今となっては遠い過去の話だが、あの時俺は、ホワイトランの街を初めて訪れ、住人が抱える様々な問題を解決しつつ、ドラゴンの出現情報を聞いて現場に向かっていた。ドラゴンとの戦いは熾烈を極めたが、辛勝をもぎ取りホワイトランに帰還すると、首長の“偉大なるバルグルーフ”に不動産購入を薦められた。どうやらホワイトランに最近中古住宅の物件で出物があるとのこと。詳しい話は司法のトップであるプロベンタス・アベニッチに聞けという。幸いにも賞金稼ぎや各種ヨゴレ仕事を順調にこなしたおかげで、手持ちは5000Gを超えていた。でも不動産を購入したら数ゴールドしか残らないのは問題だ。また農作業のアルバイトに逆戻りである。

 しかし、戦利品の保管場所に困り、鍛冶屋の脇に置いてあった樽を拝借していたこともあり、ここは素直に購入を選択して無事に契約終了。いそいそと自宅に向かうと、そこは鍛冶屋の隣という好条件。さっそくキーを鍵穴に挿入して夢のマイホームの敷居をまたぐと……そこには何も無かった。居抜き物件と聞いていたが、あるのはノミやダニの集合住宅と化した薄汚いベッドとチェストが1個。アーバンなロフト風物件と書けば聞こえは良いが、その実ただの空き家である。これならマルカルスの幽霊屋敷の方がマシだ。あそこは大林宣彦監督のカルト映画『HOUSE』を彷彿とさせる独特の邪悪な雰囲気がある。ホワイトランはやめてマルカルスに引っ越そう……そう思ってアベニッチのおっさんに契約解除を申し出ようと城に向かうが、どうやらキャンセルは受け付けない模様。ならば「部屋が殺風景すぎる」と文句を言おうとしたら、オプションで家具をグレードアップできるという有力情報を、今更言われた。
 「そんなの最初に言えよ!」と一瞬思ったが、どうやら自宅購入に浮かれてアベニッチの話を最後まで聞かなかった俺が悪いっぽい。気を取り直してアップグレード価格を訪ねると……。

「錬金術用の器具が500G、キッチンは300G、寝具が欲しければ300G……」

 おいおい、ちょっと待て。そんなに金がかかるのか? 寝具はともかく、キッチンと錬金術は必須アイテムである。俺は結局新たな仕事を求めて荒野に出発することになった。世の中甘くないね。ゲームの中でも。

 幾つかの討伐クエストを請け負い、ダンジョンに潜り、戦利品を転売して何とかアップグレード資金を貯蓄して、やっとマトモな自宅で休息できる日々がやって来た。アップグレードが完了したら、今度はお楽しみの「模様替え」である。
 ダンジョンでマメに拾い集めた頭蓋骨やトロールのドクロ、軍の野営地で集めた血まみれの雑巾、カタコンベで収集した手術道具、巨人族の集落でゲットしたマンモスチーズ、そしてXXの肉などをディスプレイする時が、このゲームを遊んでいて最も楽しい時間である。ボウルや水差しも、敢えてダンジョンで拾ったアンティークもので統一。ドラムやギターも飾ってミュージシャン気取り。ウエポンロッカーには、最も邪悪な付呪効果のある武器を飾って悪魔崇拝主義をひけらかすことも忘れない。目指すは『悪魔のいけにえ』のレザーフェイス一家のインテリア。食肉用のフックがあれば完璧だった。

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▲Skull Skull! なぜ持ち帰るのか? その方がメタルだからだ! なぜ時間をかけて粘って並べるのか? その方がメタルだからだ! ちなみに、持って帰れない髑髏が多いので注意しよう。
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▲クマや狼の代わりにトロールの頭骨を飾るぜ!
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▲大学生の部屋のDJセットの如く鎮座するドラム&リュート。左の太鼓がクライズラーで右がカンパニー、もしくはテリーでドリー。俺があいつであいつが俺。ツーバスかどうかは知らない。
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▲食卓にはマンモスチーズだかトロールの脂肪だかが散らばり、獣臭さで食欲を引き出すのに失敗します。
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▲しかも隣の部屋は錬金術台があるため漢方臭いという有様。
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▲ウィンドヘルムの玉座にはどこかで見た男……。なになに、「俺たちと一緒にトゥギャザーしようぜ!」って?(この後、入団試験と称して寒中水泳を強要されるかわいがりを受ける。たけし軍団か。)

 ホワイトランの自宅のアップグレードが終了したところで、次はタムリエル各地に駐在するための別宅購入という目標が待ち受けている。不動産登記が可能な土地は、マルカルス、リフテン、ウィンドヘルム、ソリチュードが挙げられるが、各種ギルドに関係するクエストをこなせば、ギルドマスターの部屋も与えられる。しかし、不動産の中には「単身者のみ入居可」という条件付き物件もあるので、気の早い婚姻を結んだ妻帯者は注意しよう。

 また、リバーウッドの近くにある“錬金術師の小屋”のように、所有者不明で野ざらしになっている物件も多数存在する。序盤で資金がもったいないという堅実な性格の勇者は、そういった廃屋物件のスクワットで雨風をしのぐという手もある。ただし、廃屋であるということは、何らかの理由で所有者が手放した背景が伺い知れる。油断して寝ていると、いきなり枕元にクマが立っていたなんて危機一髪もありうるので、物件選びは注意するに越したことはない。
 アップグレードも決して安くはないので、購入には優先順位を設けるべきである。中でもマストの家具は、ホワイトランの自宅では購入できないが、錬金術の器具よりも付呪の作業台。これが自宅にあるだけで、資金繰りの時間がかなり短縮できる。収納家具なんて2個もあれば充分だし、ベッドは寝れれば問題ない。アップグレードの際は、付呪と錬金術と台所を最優先で購入するのがオススメだ。

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▲できれば一家に一台欲しいアルケイン符呪器。装備アイテムと魂石を用意すれば、ほらこんな簡単に肉じゃがが作れちゃうし焦げ付かない。
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▲どう見てもメタルのPV撮影のために半裸で頑張っている人。カットの声がかかるたびにマネージャーが持つ松明で暖を取る。

 最後にタムリエル最強最後の不動産物件についての情報を投下しておこう。その物件は<闇の一党>のアジトである。不動産契約までの道のりは長く険しいが、物件のILLな内装と機能、設備はナンバーワン! まさにこの物件こそレザーフェイス一家が居住するに相応しいと断言できるだろう。問題は同居人がシセロだということ。
 え? シセロって誰かって? それは次回更新で明らかになる! 

 次回:『ほとんどスカILLム! タムリエル奇人変人決定戦!』


スカイリム公式サイト

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