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羽生蛇村日報

羽生蛇村日報 第29報 - アーカイブ大全(No.28〜No.36)

 こんばんは。時計じかけ豊田です。訪れていただき、ありがとうございます。

 

『SIREN: New Translation(サイレン ニュー・トランスレーション)』の魅力をお届けしていく当ブログ。本日はアーカイブ大全第4弾として、アーカイブNo.28からNo.36を取り上げていきます。

 

 

 

アーカイブNo.28【8ミリフィルム】

外山 実際には8ミリで撮ったものではないのですが、メディアとしてあり得るものはすべてアーカイブに入れたくて……。

豊田 レコード、カセットテープ、ビデオテープ、ボイスレコーダー、携帯電話……。なるほど、アーカイブNo.46以降のものも含めると、すべての記憶媒体があるわけですね。

外山 裏話としては、エピソード中に登場するアマナがかぶっているフードの色とは違っていることですね。エピソード中は黒、このアーカイブ中では赤。昔は赤くて、時代を経て黒くなったという……。

豊田 また細かいですねぇ。

外山 え〜、すいません。アーカイブ収録時には、まだきちんと色を決めていなかったんです(笑)。フードがリバーシブルで赤黒になっていて、あとで「黒のほうがいいよね」ということになり、エピソード中に登場するフードを黒に統一したんです。

 

 

アーカイブNo.29【うらないのカンヅメ】

外山 このアーカイブの説明文章は僕が書いています。最初は受験を題材にしていたのに途中からボクシングマンガになるという、あるマンガのパロディですね(笑)。

豊田 前世うらないの内容も外山さんが?

外山 これは佐藤といっしょにネタ出ししました。イラストはアーカイブ担当デザイナーが描いています。

豊田 内容、かなりシュールですよね?

外山 入手時に4タイプからランダムで選ばれるわけですが、お母さん、ミトコンドリアはまだしも……。

豊田 取っ手、ブラックホールって、人ですらないですからね(笑)。

 

 

アーカイブNo.30【聖画 −虚母ろ主−】

外山 屍人のデザイン担当者が描いたものです。う〜ん、それ以外は語れる要素がないですね(笑)。

豊田 あえてお聞きしますが、なぜ“虚母ろ主”という表記なんですか?

外山 政治体制に弾圧された隠れキリシタンのように、当て字を用いて信仰を隠していたという設定のため、このような表記になっています。

 

 

アーカイブNo.31【アトランティス創刊号】

外山 シリーズでもっとも多く作られているアーカイブです。いったい何度作ったことか(笑)。

豊田 おなじみの謎解明マガジンですね。1976年7月創刊号なわけですが。

外山 ちゃんといままでのシリーズには登場していない号にしています。ちなみに、『SIREN』では1976年7月創刊特大号と2003年7月増刊号、『SIREN2』では8月増刊号(年代不明)となっています。実際に雑誌の表紙デザインなども担当している方に作成を依頼しているので、本物の雑誌ソックリというか、もう本物の雑誌ですね(笑)。

 

 

アーカイブNo.32【JOYLiNK −ウルトラネットワークキング−】

豊田 これまたやりすぎのアーカイブですよね。まさかネットワークを介して、ミニゲームが遊べるとは……。しかも3種類も用意していますし。

外山 Tsuchinoko、Skyfish、Jackalopemanの3種類が遊べます。コンセプトは心ないローカライズです(笑)。当初、「UMAをモチーフにしたゲームを3つくらい用意しよう」と軽く言っていたんですが、ネタとして淡白すぎておもしろくないねという話になり……。

豊田 そこで洋ゲーを日本のメーカーがムリヤリなローカライズをしたという設定に……。

外山 そうせざるを得ない状況になったというか(笑)。ハワード・ライトのブログにも、アメリカのゲームを日本の会社がメチャクチャなローカライズをしたという日記を入れていますし。

豊田 ブログでは”独眼竜ドラゴン”のパッケージも載せていますよね。

外山 ちなみに、独眼竜ドラゴンのポスターが伊東家2階の空き部屋に貼ってあるんですけど、主役の男性のモデルは無駄に筋肉ムキムキのCGデザイナーを使っています。佐藤が「いつかあの無駄な筋肉をゲームで使ってやろう」とずっと目論んでいて実現したんです(笑)。

  

 

アーカイブNo.33【犀賀省悟の絵日記】

外山 山口というデザイナーが描いたんですが、色の使い方をブルー系とレッド系でイメージを変えていて……。

豊田 う〜ん、意味がよくわかりません(笑)。

外山 色鉛筆の使い方を子供心に表現するというか。新しいお父さんとお母さんは怖いから、ブルー系で書いているという……。

豊田 詳細を見たときに表示される新聞記事の切り抜きですが……。

外山 いままでだと三隅日報とか、新聞全面を載せていたんですけど、HDだと全部読めちゃうんですよね。ですので、切り抜きにしたという(笑)。

 

 

アーカイブNo.34【ハワード・ライトの携帯電話】

外山 “画像を保存”を選ぶと、ハワードが羽生蛇村を訪れるまでの写真がプレイステーション3メニューのフォトフォルダに保存されるというアーカイブです。このアーカイブはかなりがんばりましたね。ゲームからフォトに追加される、というのは前例がないのでけっこうモメたんですよ。いろんなところに話を聞きにいって確認する必要があって……。

豊田 画像が21枚もありますよね。

外山 JPGデータなので撮影日時やメーカー名が表示されてしまうんですけど、それを書き換えるのがものすごくたいへんで。撮影日時や詳細情報、それに撮影機器も表示されるので……。

豊田 撮影機器の名前は……。

外山 PG333XOという架空のカメラメーカー、ペタゴン製のものです(笑)。じつは、書き換え作業はなぜか僕がすべて行っていて、写真も僕が撮影したものを使用しています。写真のコンセプトは最初はふつうだけど、だんだん怖くなるというものですね。

  

 

アーカイブNo.35【オイルライター】

外山 エピソード0にも登場するライターですね。

豊田 “NT”という刻印を入れることは最初から決めていたんですか?

外山 最初からです。『New: Translation』の“NT”ですが……。

豊田 エピソード0に登場した……。

外山 エピソード0を観ていただければ誰のイニシャルかわかりますので、ぜひそちらをご覧になってください。

 

 

アーカイブNo.36【三田村家のアルバム】

外山 犀賀役の服部整治さんからアルバムをお借りして、幼少時の写真をそのまま使用しているんです。

豊田 え? ご本人なんですか?

外山 ええ。汚したり、なくしたりしたらたいへんなことになるので、扱いに気を遣いましたね。ただ、1枚だけは担当デザイナーの家族写真を利用しています(笑)。あ、担当デザイナーといえば、このアーカイブを入手するときのシチュエーションを廃村で再現して撮影したんですけど……。

豊田 屋根から落ちて、ストーブの上にアーカイブがあるという状況ですよね。

外山 同じ状況で撮影したんですけど……完成したアーカイブからはそれがまったくわからないという(笑)。

豊田 あははははは! それ絶対わかりませんって(笑)。

 

 

 

 

開発チームからこんばんは

 

 アフレコ時のベラ役リアーナちゃん。実はアメリカ人のお父さんと日本人のお母さんとのハーフなので、撮影時には髪に金色のスプレーを施したりしていました。撮影後に日本を発って現在はアメリカ在住のはずで、向こうに行って忘れてしまうといけないから、とお母さんと漢字の勉強をしていたのが印象的でした。某ゲーム機で。(外山)

 

 

ブログ後記

 皆さんは、アーカイブNo.29【うらないのカンヅメ】入手時の結果は、どの内容でしたでしょうか? 僕は“お母さん”でしたので、ある意味勝ち組です。ちなみに、編集部で本作をプレイしている人間に尋ねてみたところ、“ミトコンドリア”と“ブラックホール”は確認できたのですが、“取っ手”はひとりもおらず。……“取っ手”、レアなのでしょうか? それでは、今日はこの辺で。ではまた明日。

 

(c)Sony Computer Entertainment Inc.
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時計じかけ豊田

ファミ通プロジェクトマネジメント編集部デスク。長くてよくわからない部署名だが、週刊ファミ通および姉妹誌にて"ファミ通チョイス"というマークが入っているタイトルを専属で担当する遊撃隊的部署のことらしい。編集歴10年。頭のネジがちょっぴり抜けている『サイレン』シリーズが三度のメシより好きな編集者。

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